七夕の笹の処分方法 いつまで飾る?本来はどうする?子供にどう説明する?
今年の七夕、天の川や織姫彦星を見たり、短冊に願いを込めた七夕飾りをした方もいるでしょう。願いは叶いましたでしょうか?
さて七夕で使った七夕飾り、笹などの処分はどうしようかとお悩みではありませんか?本来なら川に流すといわれている七夕飾りですが、現在ではそういうわけにもいきませんよね。また、処分した後お子さんに笹はどうしたの?と聞かれるかもしれません。その対処法をご紹介します。
七夕の笹はいつまで飾る?
七夕で大活躍した笹ですが、入手に苦労したり飾り作りを楽しんだりといろいろな思い出があると思います。しかし、楽しいイベントも終わり、いつまでも飾っておくわけにもいきませんよね。もしかしたら葉っぱは枯れて丸くなり、パイパリになっているかもしれません。
来年に向けての話になってしまいますが、今後笹が枯れないようにするための方法があります。よろしければまた来年のご参考にどうぞ。
七夕の笹が枯れてしまう 長持ちさせる方法は?大きい竹の場合は?
七夕に使った笹や七夕飾りはいつからいつまで飾るという物ではなく、「一夜限り」と言われています。本来なら飾り付けをするのは6日の夕方で、7日の夕方には七夕飾りを外すというのが正式なやり方です。昔は旧暦(今より1ヶ月ほど後の8月7日あたり)に七夕を行っていましたので、七夕が終わった後はお盆の準備という切り替えのために早めに行っていたようです。
とはいえ、7月に入って数日間短冊や飾りを楽しんだお家もあるでしょうし、なかなか7日に飾って、夕方寝もしないうちからそれでおしまいというわけにもいかないでしょう。
一般的には8日すぎから片づけをするでしょうね。ただ、長く飾っておいたらダメということはありません。処分については後述しますが、処分できる時間ができるまでは、せっかく作ったんだし、数日飾っておくというのもいいでしょう。土日のほうが大人が動きやすいというのもあるでしょう。
七夕の笹の処分方法 本来はどうする?
七夕の笹の処分について本来は「七夕送り」といって、海や川へ流して神様に持ち去ってもらう風習でした。笹飾りを川に流すのは「穢れ払いの意味がある」とか、「川を天の川に見立てている」とか諸説あります。
しかし今はそういうわけにもいきませんよね。川に捨てようとしたら自治会長とかに説教されるでしょうし、まぁ捨てる人はいないでしょうが。人の道に外れないように、どのように処分するのがいいでしょう。
本来は川に流すといいますが
先ほどの繰り返しですが、一部の地域では現在も行っている地域もあるようです。ただイベントの一環として行うだけで、川下で回収班がいるのだとか。
実際ほとんどの地域では、海や川の汚れを防止するため七夕送りをするところは少なくなっています。
地域による七夕の差はこちらでも触れています。
祭事のマナー11:シャディすず陶
燃やす、または神社での焚き上げ
七夕では燃やすことでお願い事を天に昇らせることで、願いが叶うとも言われています。
自宅や庭で燃やすのが困難な場合や通報されそうな方は川原で燃やすなりしてもいいかもしれません。しかし、川原でも焚き木を禁止しているところもありますし、事前に調べておくといいですね。
都会の家などでは、ほぼできないとおもっていいでしょう。そのような場合は神社で焚き上げをしているところもあります。ただ、短冊のみの焚き上げが多いようですね。確かにそれぞれの家が笹を持っていくと火柱が上がりそうですもんね。地域やお近くのなじみのある神社などで調べてみるといいでしょう。
燃えるごみとして出す
先ほどの短冊しか受け付けてない神社のことも含め、おそらく一番一般的なのがこれですね。
ゴミとして捨てるのはなんだかもの寂しいですが、仕方ないのかもしれません。捨てる前には、笹に飾りがついている状態で写真を撮りましょう。影も形もなくなってしまうのは、さすがに寂しいですからね。
短冊などは残してあげると、よい思い出になると思います。笹や短冊と一緒に撮った写真があれば成長してから見直すこともできますね。思い出のひとつとして、とっておいてもしまっても構いませんし、神社でお焚き上げしてもいいでしょう。
笹は葉や枝で怪我をしないように小さく切って出しましょう。幹や枝先がゴミ袋から突き出てしまいそうなら、新聞紙で枝先を包んでから袋に入れるといいでしょう。
後述しますが、お子さんのいるおうちでは注意が必要です。なるべくお子さんがいないところで、そして見つからないように出したいものですね。
七夕の笹の処分方法 子供に聞かれたときは?
おそらく大多数のおうちでは、笹はごみとして出す家が一般的だと思います。また、七夕飾りなど笹を用意して願い事~ってやってる方の多くはお子さんがいるお家ではないでしょうか。
昨日まで飾ってあった笹が保育園や小学校から帰ってきたらなくなっていたら、不思議に思うことでしょう。「飾りはどうしたの?ゴミに捨てたの?」と質問されたら、やはり「ゴミに捨てた」と言ってしまうのは夢もない感じで答えづらいですよね。
どのように切り抜けるか私からの提案です。短冊は記念に残すか、焚き上げをする前提でお話します。
「笹は回収の七夕おじさんに渡したよ。○○くんの願い事もちゃんと伝えたからね」
「笹は生えていた竹やぶに返したよ。来年また元気な笹になって戻ってこれるようお願いしといたからね」
「短冊は記念にとっておいたけど、笹は燃やして灰にしたよ。その灰をまいたらまた元気な笹が育つんだって。」
「笹は燃えて灰になったよ。これは残った笹の葉。今度コレを川に流して神様に願い事を持っていってもらおう」
※笹の葉を数枚残すことと、後日お子さんと川に流す作業(?)をします。
こんな感じでどうでしょう。消えてなくなったとかファンタジー的なことも考えたのですが、嘘はよくありませんからね。私的には七夕おじさんを推したいところですが、最後の笹の葉を残しておいて流す、が本来の七夕流しにも関連していて、美しいのではないかと思います。葉っぱくらいなら流してもいいですよね。
まとめ
七夕の笹の処分についてお話しました。今年の七夕の楽しい思い出とともに、最後まで現実的な「捨てた」ではなく、趣のある七夕で済ませたいですよね。
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