イルミネーションをスマホで綺麗に撮影する方法 設定で納得の写真に
2016/12/03
クリスマスシーズンに入ると至るところでイルミネーションで綺麗にライトアップ
されますね。光り輝く街並みやツリーを見ていると、写真に残したくなります。
スマートフォンで撮影する方は多いと思いますが、撮った画像を見てみると、
思っていたより綺麗に撮れてないってことはありませんか?
今回はイルミネーションを綺麗に撮るためのコツを設定や撮り方を織り交ぜて
ご紹介します。
イルミネーションをスマホで綺麗に撮影する方法 設定を変えよう
スマホでイルミネーションを撮ろうとすると、実際にはこんなにキレイなのに、
何で写真だとキレイに写らないんだろう?と思うことは多いですよね。
実はイルミネーションや夜景はデジカメや一眼レフの世界でも「撮り方」に話題が
あがるほど難しいなんです。
しかし、「スマホだから仕方ない」とあきらめず、気軽に写真を残せるよう、
ちゃんとスマホのカメラもしっかり作られています!
知っているだけでできる、簡単にきれいに写せる機能がついているんです。
HDR機能で撮ろう
HDR機能とは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ合成)の略で、
明るい部分と暗い部分を見分けた3枚の写真を撮影し、
その写真を合成して、肉眼に近いよりリアルな写真に仕上げてくれる機能です。
スマートフォンのHDR機能は、あなたが撮影して画面を確認するまでの間に
この作業を自動で行ってくれています。
どこでも何にでも使える機能ではないのですが、暗い場所の撮影や逆光での
撮影に向いており、写真が暗くなってしまう状況でも、HDRモードでは
白飛びを起こさずに写真全体を明るくできます。
ポイントはシャッターを押してからすぐは、スマホを動かさないように
することです。
夜景モードで撮ろう
スマホにHDR機能がない場合は・・・
スマートフォンには、おまかせモードでなく、マニュアルモードの中に
撮影する状況や光の具合を想定して先に設定されている「シーン」を選べます。
その中に「夜景モード」というのがあるので探してみましょう。
夜景に適した写真が撮れる設定がなされていますので、イルミネーションも
キレイに撮ることができますよ。
写真アプリで撮ろう
標準カメラに色々な機能がない場合はカメラアプリを探してみましょう。
なかには夜景やイルミネーションに特化したキレイに撮影できるアプリがあります。
イルミネーションをスマホで綺麗に撮影 撮り方でだいぶ変わる
街全体の綺麗なイルミネーションでも写真だとそこからのひと枠を「切り取る」
一枚になりますね。ここでは綺麗に切り取る方法をお伝えします。
街の風景もいっしょに撮ろう
一箇所のイルミネーションだけでなく、街の風景も一緒に写すようにしてみましょう。
「広がりや奥行き感」を意識すると、街の雰囲気もうまく切り取ることができますよ。
電飾のプロではないので、断言はできませんが、おそらくたぶんイルミネーションを
作る側の人の立場になると、何らかのテーマで構成されていると思われます。
暗がりのなかでキラキラと光るイルミネーションが映える作りになっていますので、
全体としての一枚もキレイに残しましょう。
クリスマスツリーは「下から」撮ろう
大きなクリスマスツリーなどを撮るときは、下から見上げるように撮りましょう。
近づいて撮ることで臨場感が出やすく、見上げている雰囲気が伝わります。
近くはまばらに、先に尖っていくてっぺん近くは光が収束していく様子を切り取る
ことができれば、いい写真になることでしょう。
自撮りするときはセルフタイマーを使おう
スマホだとしたくなるのは自撮り。ただでさえカメラを安定させることが難しいうえに
光の少ないイルミネーションなどの場では難易度が上がります。少しでも不安要素を
なくすために、ボタン押しやタッチして撮影ではなく、セルフタイマーで撮ってみましょう。
イルミネーション+人物の写真ではフラッシュを使おう
イルミネーション撮影で失敗しやすいのが「明るさの調整」です
全体が明るいイルミネーションではカメラが明るさを調整するため、
人物が暗く写ってしいます。
そこでフラッシュを使うことで、人物も明るく写り、
全体の明るさのバランスがよくなります。
フラッシュについてのお話
ただフラッシュについては諸説あります。
イルミネーションと人物の撮影では、基本的にフラッシュ。
これは覚えておいて間違いないのですが、
全体がイルミネーションで明るい場所で、自撮りをする時に自分との距離が近いと
表情は明るく照らされるものの、イルミネーションの光が生かされないことがあるのです。
そうなった場合はフラッシュをオフにし、
顔や服の辺りなど暗い部分にピントを合わせましょう。
暗い部分にピントを合わせるとカメラは明るく撮ろうとしてくれますので、全体的に
背景のイルミネーションも自然な光に写りますよ。
イルミネーションをスマホで綺麗に撮影 応用編
よくイルミネーションと人との写真を撮るときは手前に人、背景にイルミネーションですね。
ここでは少し応用編としてご紹介したいのが、人の前にもひとつイルミネーションです。
例えば、植え込み+人物+イルミネーションです。
植え込みなどからも広がる光を人物の手前に入れ、ツリーやイルミネーションなどの
高い位置に施された光を人物の背後に入れます。
下からやや見上げるように撮影すると、植え込みの光が人物を照らし、全体が光に包まれて
いるような写真になると思います。
今年のイルミネーションでぜひ試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
スマホでのイルミネーションの撮影は参考になりましたでしょうか?
気軽に撮影できるスマホですからこそ、その場で(設定なしで)パシャっと
いきたいところですが、ひとつふたつの手間で設定を変えれますので、
綺麗に残せるといいですね。
今年のクリスマスは、イルミネーションも思い出もスマホでしっかり残しておきましょう。