学び

所得税の修正申告 父親が扶養に入らなかった場合 私の失敗談

2017/06/09

こんにちは、初心者農家の長男30代の若者(?)です。5月になると昨年の年末調整をもとにした市民税や県民税の決定通知書が配られますよね。今回父親が扶養に入らなくて、所得税が大幅にアップしました。そこで市に問い合わせて審査請求をしようとしたのですが、通りませんでした。

私のバックグラウンドとともにその失敗談をお伝えします。

  

給与所得等に係る市民税・県民税の決定通知書 ここから始まった

冒頭で申しましたとおり、今回市民税が6,000円台から15,000円台に大幅にアップしてしまいました。決定通知書の細かい説明の欄をみると、

「この通知書の記載事項に不服がある場合は、この通知書を受け取った翌日から起算して3か月以内に市長に対して審査請求をする事ができます」

と書いてあります。そこで市に問い合わせに行きました。

私の家族事情

その前に私の状況についてお話しします。私は兼業農家の長男、会社員として働いています。父は3年前脳梗塞を患い、歩行はできるものの身体障害者1級を持っており、本職・農業ともに働いていません。農業と言いましても生産組合の一員で、父が引退してからは、私が世代交代として出るようになりました。

実労働は覚えることも多く、そして特に苦でもなかったのですが、金銭面のことには頭がいってなかったので、農業所得はそのまま父の口座に入るようにして、変更していませんでした。もちろん確定申告で、父の分も私が申告して問題なくすすめている気でいました。

父には農業所得があるという

そして市に問い合わせに行ったところ、「お父さんは農業所得も含め38万以上所得があるから扶養には入れないんです」との回答。いや、わかるんですよ、38万の壁は。でも働いていたのおれです。書類上は確かにそうなっているだろうけど、内々でいうならすべて自分がやっているんです。とも言えず、まぁ市からすれば父の確定申告分が全てだと。

確定申告の時には38万のことは完全に意識の外にありました。慣れない申告を農協の人に手伝ってもらいながら、支払い分をいかに減らすかということに向いていて、所得が38万以上あるってことを抜け落ちていました。

税務署に申告する必要がある

ということで、私は年末調整のときに「父を扶養します」という申請をしていたのに市は「できませんよ」ってことで年末調整の申請に間違いがあったという報告をしなければなりません。これは確定申告に使う紙で修正申告をすることになります。

税務署に
・源泉徴収票
・マイナンバー
・免許証
・印鑑
とともに今年分の「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」のコピーを持っていって修正申告を行いました。
※私は上記扶養控除申告書を毎年コピーしてます

それにより、ペナルティといいますか、市が貰い損ねた分として、扶養控除がなくなった修正金(修正申告により増加する税額・追税)19,300円を支払わなければならず、どうせなら早いほうがいいとの事なので、本日支払ってきました。

支払いは税務署でその場で請求されず(持ち合わせてなかったし)銀行振り込みの用紙のようなものをもらいました。

私が学んだこと

今回の事例により私はいかに世の中の仕組みをわかってないかが明らかになりました。とともに勉強したことを書き留めておきます。

・世代交代するなら口座も自分のものへ移動する

・扶養に入れるには特別障害者など関係なく38万以上所得を得ていたら入れれない

・他のものは同一世帯からの出費収入になるから、全て支払先を父親の口座殻自分に移す必要はない(と言われました)

てことはその逆も然りで、最初から自分の農業収入として入れておけばよかったのでは・・・と考えてしまいます。

ちなみに口座の移動は以前から考えてはいたので、今回は本当に口惜しいです。農業所得を得る場合、農林水産省あたりに「農業をする」という申告が必要になります。確定申告などの際にJA職員さんに相談し、父親が廃業・自分が開業、的な書類を買きましょう。

まとめ

何らかの理由で農業なり、二世代で仕事をしていたのに父が引退を余儀なくされることはあると思います。そのような方にぜひ知っていただきたいです。

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