せいかつがかり

大型特殊技能講習3・4時間目 1段階のみきわめと確認事項や細かな注意点

大特(大型特殊)免許取得のため、教習所通いをしています。今回はその3・4時間目、日にちは教習所の空きの関係で別日に受けましたが、まとめてお伝えします。

今後大特免許を取得する方のご参考になれば幸いです。

  

1・2時間目の学びと技能講習の時間のとり方

ホイールローダーは相変わらずの

大特で使う教習車はホイールローダーです。おそらく全国ほとんどの教習所が大特の教習所はこのホイールローダーを使っていることでしょう。

ホイールローダーの特徴は中折れ式。前輪が通ったところに後輪が通るので、一般の車やトラックのように内輪差・外輪差を気にする必要はありません。小回りもきくので曲がるのも楽です。

A 40115

小松製作所 – 建設機械のコマツ

全体的な操作方法・確認事項は1・2時間目の講習でご紹介しています
大型特殊技能講習1・2時間目 口頭での安全確認するのいつぶりだろう

私の通っている教習所のホイールローダーは動きや挙動は通常となんら変わらず問題ないのですが、相変わらずわかりやすくタイヤがツルツルです。このほうがガタガタしなくていいのですが、普通のラジアルタイヤ並みにきれいに面取りされています。

こういうタイヤって高いんでしょうね。ざっと調べてみますと1本10~20万円くらいしそうです。

技能講習の時間のとり方

大特免許は3時間2段階の計6時間の技能講習を受けます。大特は仕事で必要な方などが受けることがほとんどですので、基本的に社会人だったりしますよね。検定も含めて最短4日と言われていますが、実際4日で取れる方は条件が恵まれている方だと思います。

だいたい、仕事終わりの夕方以降、1時間か空いていたら2時間予約することになります。加えて自分の都合や、休みの日=教習所が休校だったりするとなかなか取得まで時間がかかってしまうものです。入校してから6時間とはいえ働きながら通うことになりますので、1ヶ月くらいかかる方がほとんどです。

ほとんどの教習所で教習車が1台というところも大きいでしょうね。同じ時期に何人か講習の時期が被っていたら空きの時間もとりにくいです。

感覚を忘れないように3日に1回、週に2回受けれればいいでしょうね。もちろん短期間で1・2週間ほどで取れる予定ならそのほうが楽です。

大型特殊技能講習3時間目 1段階のみきわめ

技能講習の3時間目は第一段階の区切りとなります。教習の帳簿には「みきわめ」と表現されていることが多いでしょうね。

第1段階は基本的な操作や走行ができることがテーマですなので、コースを走って総合的に判断されます。みきわめ、おそらくきちんとできているか「見極め」るということでしょうけど、合格不合格という検定のような重みはありません。概ねできているかをチェックされます。

教官によるのでしょうけど、私の場合は1コース2コースどちらがいいか聞かれました。といっても両方まだコースをはっきりとは覚えてなかったので、「両方自信はありません」と言うような答えをしました。そこからコースを確認しながら走りつつ、安全確認のポイントを指摘されました。

・「交差点よし」の安全確認がやや遅いこと

・「巻き込みなし」(左折の際ルームミラーや左サイドミラーを確認し、ハンドルを切る直前に、左側後方を直接目視)の声を出す前からハンドルを切ってしまっている

・バックして方向転換の際、車体が45度ほどになったら止まって、「周囲よし」を言う

・車線変更の際、指示器を出してからハンドルを切るタイミングが早い。時間的に3秒待つけど指示器の「カチカチ」は6回聞く。

というようなことを言われました。
おそらく普通に車を運伝していても同じようなことをしていて、あらためて教習所では安全確認をしっかりしなければ、検定の評価は下がるんだろうなと思いました。

何回かやっていくとコースもなんとなく覚えられますし、わからなければ聞くこともできます。「次は遮蔽(しゃへい)ですね?」など聞きながらコースを走りました。

いつのまにか時間が来て、特に合格不合格言われないまま「お疲れさまでした」といわれ、帳簿を渡されました。帳簿には教官のはんこと下に「みきわめ」と書いてありました。これで第一段階通ったのかな?という感覚でしたが、おそらく通過点のひとつと思えばいいのでしょう。

大型特殊技能講習4時間目 より技術的な運転

技能講習の4時間目に入り、第二段階へとやってきましたが、普通自動車でいう路上教習に出れるとかでもないので、実感は湧きません。第二段階のテーマは応用走行とのことですが、特に難しいことをするわけでもありません。

・車線変更や指示器のタイミングは30m前を意識すること
 わりと狭めに作られているので交差点は入るか入らないかぐらいのタイミングで指示器を出すところがある。「早すぎると右折と間違われるよ」、と言われるものの「30m手前なんだろ、シビアすぎるよ」と思わされる。

・左折時もキープレフトを意識する(大回りで曲がらない)
 大回りになるとバケットが対向車線に飛び出る可能性もある。

・最後、降りるとき、車内で前後確認にして車が来てないのを確認してドアを開ける

というようなことを言われました。言われている内容自体はたいしたことないのですが、キープレフトの意味・大回りにならない意味を考えるとより実践的なことを教わっているのだと感じました。

3時間目までの1段階で走ることに慣れる。2段階目からは実際路上に出たら気にすることを教わるといった感じです。

3・4時間目を終えてだいぶ走ることにも慣れてきましたし、安全確認のタイミングや教官の求めている要所要所での見る場所(サイドミラーで確認・左折時の確認やタイヤの位置)もつかめてきました。

残り2時間要らなさそうに感じますが、感覚を身につけたまま検定に臨みたいです。

まとめ

大特の技能講習3・4時間目についてお話し聞きました。1・2時間目のところにも書いたと思いますが、大特の検定自体は難しいものではありません。安全確認をするところなど身につければ通れるので、技能講習6時間で充分余りすぎるくらい慣れていけるでしょう。

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