自動車教習所ではどんな種類の免許でも最初に適性検査を受けます。免許取得の際、運転に必要な適正があるかという検査ですが、落ちたらどうなのか気になりますよね。
私も先日教習所で受けてきました。判断力や短時間での処理能力を問われる問題には苦労しました。こちらでは教習所で受ける適性検査とは何か、そして落ちたらどうなるのかについてお話します。
自動車教習所の適性検査とは?
適性検査とわし
教習所では最初に適性検査を受けます。
先日、大型特殊の免許を取るために約20年ぶりに教習所に行ってきました。普通免許を取ったとき(18歳あたり)の適性検査のことなど全く覚えてなかったのですが、なんとかやり終えました。
内容は後述しますが、感想としては実施しているときから、「昔より判断力が落ちた気がする」こう感じざるを得ないくらい、手間取りました。私の行った教習所はどんな免許でも入校日は一緒にして、同時に検査も受けました。なのでほとんどが高校生~大学生と思われる若い子たち。この子らは自分よりたくさん問題解けてるんだろうな~と思いながら進めていきました。
自動車教習所の適性検査とは?
ひとくちに適性検査といっても、
①視力検査
②色彩検査
③聴力検査
④運動能力検査
⑤運転適性検査(安全性テスト)
といった構成に分かれています。
①.視力は取得したい免許の種類によって基準が違ってくるのですが、普通免許の場合、両眼0.7以上、片眼0.3以上の視力がなければなりません。眼鏡やコンタクトなどの矯正視力でOKです。
②.色彩検査は簡単に信号の色の違いがわかるか、ですね。やっていくとわかるのですが、緑の○が出てきたとき、緑と言うか青と言うか迷います。
③.聴力検査は私の通っている教習所ではやっていないようですが、会話の声が聞こえているかぐらいで判断しているのでしょうかねぇ。「聞こえてる?」って方はするのかもしれません。
④.運動能力検査は反復横とび等をやらされるわけではなく、ハンドルを握れるかやアクセル・ブレーキを踏めるかといった内容の運動です。これも私は今回検査されていません。運動に障害のある方でも補助的な手段でできればOKなようです。
上記①~④はこのうちひとつでもクリアできないものがあると、入校できません。免許を取ろうとしても教習所側で「無理」と判断されてしまうのです。
⑤.運転適性検査、こちらが今回私が言いたい「適性検査」です。運動面や判断力、性格からくる運転マナーなどの観点から、その人の安全運転に関する適性を総合的に診断されます。OD型・K型などと言われています。
運転中に眠ってしまったり、発作が起きてしまうことがある、という内容のアンケート形式の質問も含まれています。どういった内容の検査なのかみていきましょう。
自動車教習所の適性検査の内容は?
検査の内容全てを公開しているものはなく、おそらく検査の正確性に関わってくるので規制されているのだと思います。こんな問題があるよ、という内容だけお伝えしますね。
いづれも制限時間があり、それぞれの設問ごとに制限時間が違っているようです。教官の合図で開始と中止が下ります。それぞれの問題の前に回答の仕方と練習問題がありますので、その場で理解して行っていけます。
・左右の文字が違うかどうか
ぱぴぷぺぽ - ぱぴぶぺぽ
・引き算
・心理テストのような「はい・いいえ」で回答していく問題
マスにチェックや三角形を書いていく問題では教官の先生が「これぐらいの速さで解いていってください」と実践例も見せてくれます。丁寧さは求めずに数をこなす問題がでてきます。これはこれで、性格が出てくる問題なんだろうな、と心の中で思ったりしながら解いていきました。
実施していけばわかるのですが、制限時間内にどれだけ行うか、ここが良くも悪くも影響してくるんだと思います。
そして回答中、常に気になったのが、これダメだったらどうするんだ?ということです。
自動車教習所の適性検査 結果で落ちることはあるの?
運転適性検査は、安全に運転するためにはどれくらい自分は向いているか、ということを判断できるための材料であり、結果が悪いからと言って入校できなかったり、免許を取るときにさらに何かの講習を受けなければならないというものではありません。
検査結果は2~3日後に出てきます。その時に自分の運転での性格やマナーについての傾向を示す結果が出てきますので、自分の性格を理解し、安全運転を心がけるようにするのが目的です。
人によっては、結果の良し悪しでいいことが書かれていない場合もありますが、それはそれで結果として受け止めておきましょう。
まとめ
運転免許をとる際の教習所で最初に受ける適性検査についてお話してきました。車は便利ですが、使い方を誤ったり、焦りや判断ミスで最悪の場合、人身事故で人をあやめてしまう凶器にもなりえます。
適性検査と聞くと構えてしまうかもしれませんが、正直に素直に時には全力で回答してありのままの自分を受け入れましょう。