せいかつがかり

大型特殊技能講習1・2時間目 口頭での安全確認するのいつぶりだろう

先日大型特殊の技能講習に行ってきました。今回はその1・2時間目の感想とともに学んだことや教習所の先生に試験のことで聞いたことを自身の備忘録のためにも綴っていきます。

今後大特の免許をとりに行こうという方の参考になれば幸いです。

  

最近の教習所は普通免許をとりに行ったと時と違っていた

まずは、教習所によってシステムは違うと思いますが、車に乗る前からの講習の予約などの説明を簡単にしますね。

私の通っている教習所は、私が高校卒業と同時に普通免許を取ったところであり、あれから約20年ほど経っています。建物はほぼそのまま、劇的な変化はないのですが、少しシステムが変わっていました。

生徒にはまずカードが配られ、到着したらそのカードを受付の読み取り機に通します。大きい病院の受付みたいですね。するとガコンと音がしてその後ろにある棚からピヨっと自分のファイルが顔を出します。ファイルを取って今度は技能講習用の読み取り機に入れます。すると技能講習の時間や教官の名前が書かれた紙が出てくるのです。それらを持って車(大特なのでホイールローダー)のところへ行きます。

ちょっぴり機械化が進んでいたことに感動でした。ちなみにスマートに車のところまで行ったように書いてますが、受付の方に「次はどうすればいいんですか」など何回か聞いてます。

技能講習の予約は自分で備え付けのパソコンでできたり、スマホでできるようなのですが、私はどうせ6時間(6回)の講習しかしないので、受付で済ませます。教習所のほうから「自分でできるよ」っていう説明も受けてませんし、おそらく回数が少ないためでしょう。普通免許など何回も取らなければならないときは自分で空いてる時間を見つけて取ったほうが楽でしょうね。

教習所によってやり方などシステム面で違ってくることもあるでしょうけど、基本的には同じでしょうね。

まだ初回と今回の講習で2回しか通ってませんが、教習所の職員てなんつーか独特ですよね。接遇面とか丁寧に言おうという姿勢が感じられないというか。ま~いいんですけどね、おもてなしを受けに来たわけでもありませんから。

大型特殊技能講習1・2時間目

ということで、時間になったら配車先の車のところで教官を待ちます。大特の場合、ほとんどの教習所がホイールローダーを使っています。

ホイールローダーは中折れ式なので、前輪と後輪が同じ場所を通り、小回りがききます。普通免許をもっている方であれば、大きさは違うものの進む・曲がるといった点では簡単に扱えると思います。

まずは周囲確認をして乗り込みます。はしごを昇って運転席に行く感じです。操作の説明を受けて、走行面ではほとんどオートマ車と変わらないものとおもってもらえばいいです。バケットの上げ下げや左足部分にも作業用のブレーキがあるぐらいでしょうか。

手順はシートベルトをつけたら、エンジン始動。バケット解除レバーを上げて、バケット操作のレバーを手前に引いてバケットのアームを上げます。だいたい地上から50cm上げるとの事ですが、距離感は運転席から見える前輪とバケットの距離の感覚だけらしいです。何回かやっているうちに感覚がつかめてきます。試験では上げすぎ・下がりすぎも減点の対象になるようです。下がりすぎだと縁石に乗り上げり、破壊してしまうこともあるから、ということです。

バケットのレバーなど通常と違う部分に戸惑ってしまうかもしれませんが、事前に説明をちゃんとしてくれるのですぐわかるでしょう。バケット上昇後は解除レバーを元に戻す(解除)のを忘れないようにしましょう。

前進ギアを入れて方向指示器を入れます。ここからが私の不得意分野、といいますか、慣れてない部分の「口頭でも安全確認」です。「巻き込みよし」とかいうやつですね。目線や視線は安全確認できていても、やはり免許を取る試験では口頭確認も必要です。

止まった状態から発進する際には、左右後方も目視しながら「周囲よし」をしてから来ている車がないか確認して発進します。わりとこの周囲確認を忘れがちなので、注意が必要です。

道路を進んでいるときにはできるだけ左側よりで、なおかつ線を踏まないこと。最初のうちは車幅の感覚がわかりませんが、なんとなく左側に寄っている感覚のみで確信もなくできることでしょう。タイヤ周辺を確認できるミラーが付いていますので、余裕があればどれくらいの間隔で走っているか見れるといいですね。

横断歩道のあるところでは「歩行者なし」、交差点を通るときには「交差点よし」など言っていきます。直線の道路で時速20km出さなければならないところがあります。ホイールローダーは大きい車体なので、20kmでもけっこう速く感じます。また道路の凹凸なのか上下にポンポンと跳ねる感覚があります。慣れてくるとけっこうスピードも出せるのですが、20kmのところも20km以上出せばいいのではなく、メーターを見ながら速度確認してますよ、という意味で20km±5kmを目安に走るようにしましょう。

車線変更はミラーで右後方確認、右指示器を入れて3秒後にサイドミラーと目視で「よし、よし」と言ってから車線変更します。このあたりは普通の車と同じなのですが、やはり口頭でというあたりが難しく(?)感じます。

項目的には進路変更(スイッチターン)、私は車庫入れだと思っていたのですが、停止した後に「後方よし」を言って指示器を入れてバックしていきます。40度あたりバックしたところで「周囲よし」。これを忘れてしまいそうです。小回りはきくのでミラーなどで位置を確認していれば、ポールに当たったしまったということはないと思います。真ん中に入れるよりもまっすぐ入れることを意識するようにしましょう。

踏み切りや停止線では1mほど手前で止まるようにするのですが、これも感覚です。バケットの先端が見えないので、バケットの上とんがっている部分を頼りに停止線前でとまるようにします。パーキング(前進して入って止まる)では左の線から30cm以内を心がけて寄せていきます。バケットを下ろす位置が重要で目標となる位置の並びにバケットのとんがっている上先端部分が並ぶようにします。そのいちでバケットを下ろすと基準の前後30cm以内に収まります。

後は適宜安全確認の声かけや要所でバケット解除のレバーを上げたり、踏み切り確認用にドアを開けて音を確認するなど、何回か回っていればできそうな感じでいた。

講習コースを覚えよう

大特は基本的な公道での運転のみの講習なので、安全確認や基準内の走行さえすれば落ちることはないといわれています。教官にきいてみたところ、「自分が教官になってから大特で落ちた人はいない」と言っていました。最初は操作など慣れてない部分で不安がありますが、普通免許を持っていて運転に慣れているのであれば問題なく通ることができそうです。

1・2時間目を受けていて、後はコースさえ覚えれば、これ以上何をすることがあるのだろうというぐらい、あとはただ走るのです。教習所の中は普通車は仮免前のわりと慣れてない車がゆっくり走ってくれてますし、安全確認さえすれば何も焦りを覚える難しい状況はありません。

私が通っている教習所では試験では講習で練習している2コースのうち1つを当日に発表し、走ってもらうと言っていました。コース内で構成する動作(運転項目)は変わらないので、あとはコースさえ覚えればいいですが、終わった後の課題はそれぐらいです。

あと4時間、そのうちにコースを覚えれれば(覚えれない気がしない)難なく免許取得できると思うので、これから大特をとろうと思っている方も気負いせず、受けてもらえればいいでしょう。

まとめ

大特の技能講習の体験談として学んだことや注意点などをお話ししてきました。運転に苦手意識がある方でも、普通免許で慣れている方は難しいことなく免許取得できるでしょう。

私は農業用に公道も走ることがあるので、取ることになりましたが、仕事などで取得される方もいるでしょう。大いに活躍できるといいですね。

モバイルバージョンを終了