日本で一番暑い町といわれる埼玉県熊谷市、「あついぞ!熊谷」の看板は夏のニュースではおなじみですよね。熊谷では町おこしとして生まれた夏の暑い町にぴったりのかき氷「雪くま」をブランド化しています。真夏に食べるおいしいかき氷は絶品ですよね。
こちらではそんな雪くまのおいしいと評判のおすすめのお店と看板メニュー、九州の「しろくま」のパクリといわれてしまうその違いについてもご紹介します。
熊谷のかき氷雪くまとは?
雪くまとは?
「雪くま」は、熊谷のおいしい水から作った貫目氷を雪のようにふわふわに削り、協賛店ごとにオリジナルのシロップを使用したかき氷です。
真夏の暑さとおいしい水で有名な熊谷で、暑さを元気に乗り切れるよう、かき氷をブランド化しました。日本一暑い町といわれる熊谷でおいしいかき氷を食べるという町おこしの一環で、市内外を問わず多くの人に親しんでいただき、暑い熊谷をさらに盛り上げたいという願いも込められています。
ほかのかき氷とどう違う?
そうはいってもかき氷でしょ?他のかき氷と何が違うの?って思われる方のいるでしょう。
一番の違いは「食感」です。氷の粒がジャリジャリと口の中に残るかき氷と違い、「雪くま」はふわふわ感のある昔ながらの削り方にしているため、口に入れると淡雪を食べたときのように「ふわっ」と溶けてなくなります。
暑い町、熊谷だからこそ食べることのできる雪くま。「雪くま」には、熊谷ならではの、3つの条件があります。
・熊谷のおいしい水を使った氷を使っていること
・氷の削り方に気を遣い、雪のようにふんわりした食感であること
・オリジナルのシロップや食材を使っていること
上記画像のような、「のぼり」や「のれん旗」を掲げており、「雪くま」取り扱い店の目印です。熊谷のいたるところで取り扱っている店舗でおすすめのお店と代表する看板メニューをご紹介します。
雪くまのおすすめのお店は?
慈げん(じげん)
まず1番のエントリーでいきなりですが、全国レベルで有名な超人気の「慈げん」は雪くまではありません。
慈げんさんは元々は雪くま協会の会長でしたが、天然氷も使うようになり、雪くまの名称からは外れました。それでもなお、熊谷のかき氷を語るには外せない存在なので、ご紹介します。
慈げんについて詳細はこちらの記事をどうぞ
熊谷のかき氷慈げん 行列回避できる行列店とは?メニューを調べる方法
慈げん
住所:埼玉県熊谷市仲町45 MAP
電話:048-526-1719 繁忙時電話出られません
アクセス:高崎線「熊谷駅」下車 徒歩約20分
秩父鉄道「上熊谷駅」下車 徒歩約7分、上熊谷駅から450m
営業時間:11:30~18:00 売り切れ次第終了
定休日:不定休 臨時休業あり
座席:16席(カウンター4席、テーブル2席×4・4席×1)
急な変更、臨時休業などははツイッターにて
慈げんの業務連絡
「慈げん」は、かき氷界の人間国宝が作るティラミスやミルクココアのなどの粉をかき氷にかける食べ方を最初に考えたお店です。店主の創意工夫で生み出されるかき氷はどれもおいしく、種類も豊富です。時期や季節ごとに新しいかき氷を出され、一つに絞るのも容易ではありません。
ミルクココア+きなこソース 820円(税抜き)
テレビでも取り上げられたことのあるこちらを載せました。が、気になる方はぜひ一度は行くべきです。虜になるファンも多いです。
騎崎屋(きざきや)
雪くまを提供するお店で一番人気なのが妻沼聖天様の境内にある甘味処「騎崎屋」です。周辺にはいくつかのお食事処があり、そこでも雪くまを提供していますが、そのなかでここが一番人気で、行列もみられます。
住所:埼玉県熊谷市妻沼1513 妻沼聖天様境内 MAP
電話:048-588-1665
アクセス:JR高崎線「熊谷」駅よりバスで約25分
あさひバス(太田駅行き・西小泉駅行き・妻沼聖天前行き)バス停「聖天前」下車後徒歩1分
営業時間10:00~18:00 無くなり次第閉店
定休日:不定休
席数:24席(小上がり、4卓×4席。テーブル2卓×4席。)
木いちごミルク 500円
ふんわりとしたかき氷に、甘酸っぱい木いちごのシロップ、熊谷産ブルーベリーとブラックベリーの実が添えてあります。甘酸っぱい木いちごソースと嫌味のない甘さのミルクが程よくおいしいです。
茶の西田園
熊谷市、妻沼聖天の境内にも近くの道沿いにも、熊谷のかき氷、雪くまを出している店がたくさんあります。上の騎崎屋さんのすぐ近くです。
こちらはお茶屋さんが出している雪くまです。ここで雪くまを食べるならお茶系は外せません。
住所:埼玉県熊谷市妻沼1523 MAP
電話:048-588-0304
妻沼 聖天様の西側。稲荷寿司の森川寿司のとなり。
営業時間 8:30~19:30 ※雪くま販売は11:00~16:00
定休日:月曜日
席数:14席(カウンター4、囲炉裏・卓など2処×4~6席。)
ほうじ茶きなこミルク 650円
ほうじ茶のすっきりした香りがあり、お茶っ葉のおいしさを引き立てます。きな粉ミルクは別添えになってるところもいい感じです。甘ったるすぎると苦手という方は、ぜひおすすめしたい一品です。
いわ瀬
熊谷市のランドマーク、八木橋デパートの近くにあるお店です。焼きそばや、B級グルメの「フライ」などの鉄板焼きメニューと共に、雪くまを提供しています。
お食事と一緒に雪くまを食べれるのが魅力です。雪くまの他に定番メニューのフライもお試しするのをおすすめします。
住所:埼玉県熊谷市鎌倉町10 MAP
電話:048-522-4868
アスセス:秩父鉄道線上熊谷駅から徒歩約4分。上熊谷駅から246m
高崎線、秩父鉄道線熊谷駅北口から徒歩約15分。
営業時間:11:00~16:00,日曜営業
定休日:水曜日
席数:28席(テーブル6卓(4人×6)、小上がりにテーブル1卓(4人))
白くまミルク400円
ふわふわ溶けてくる熊谷貫目氷に、たっぷり練乳がかかった、涼味満点の一杯。練乳の甘さとコクが優しいかき氷です。
シノン洋菓子店
深谷市と熊谷市の市境、旧中山道に面した熊谷側にあるケーキ屋さんです。洋菓子店ならではスイーツ感たっぷりの雪くまが多いです。
住所:埼玉県熊谷市新堀954-1 MAP
電話:048-532-7242
アクセス:籠原駅から744m
営業時間:9:00~19:30(雪くま販売時間は11:00~18:00)
定休日:火曜日(祝日の場合営業)
いちごレアチーズ(アイス入り) 850円
濃厚ないちごソースとレアチーズを絡めた洋菓子店のかき氷代表という感じです。
雪くまと白くまとは違うの?
よく九州の「しろくま」のパクリといわれてしまうのですが、熊谷の「雪くま」は鹿児島の「白熊」のパクリでは有りません。
上の項で示したように、ふわふわの氷の食感やお店ごとのオリジナルソースが雪くまの特徴です。
「白熊」は、削りたての氷に練乳をかけ、フルーツや豆類を盛り付けたかき氷の事を言います。鹿児島を中心に南九州の夏の風物詩として知れわたっています。
白熊について : 氷白熊(しろくま)の本家 – 天文館むじゃき
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雪くまは氷の削り方の特徴上、お持ち帰りはできず、その場で食べるのことしかできません。もちろん白くまもおいしいですよね。それぞれご当地のかき氷があって、春夏秋冬、夏にかき氷が合う、日本って幸せな国です。
まとめ
熊谷のかき氷、雪くまについてお話してきました。
それぞれお店に特徴があったり、食べてみたくなる商品もいっぱいですね。雪くまはふわっと食べれることから1個1個の食的な重さはありません。熊谷に行った際にはそれぞれのお店で食べ歩きをするのもいいですね。
真夏に行く際には熱中症にご注意ください。暑い町でおいしいかき氷に出会えるといいですね。
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