せいかつがかり

京都西本願寺で納骨するには?当日の手順や費用は?私の失敗談

先日京都へ納骨に行ってきました。
京都での納骨というと西本願寺・東本願寺で分かれるそうですね。
私はそんなことも深く知らずに行った何も知らない30代です。

私のように若くして喪主の立場になる方もいると思います。
納骨をはじめ、こういう法事って難しくてよくわかりませんよね。
京都での納骨について平た~く、素人言葉でご説明します。

京都西本願寺で納骨するには?

まず西本願寺と東本願寺の違いですが、
西本願寺は通称が西本願寺で、正式には(本山と言います)龍谷山本願寺、
宗派は浄土真宗本願寺派で、納骨場所は大谷本廟(通称、西大谷)で行います。
対して東本願寺は、本山は真宗本廟、宗派は真宗大谷派、納骨場所は大谷祖廟です。
簡単なものですが、表にしてみました。

西
通称 西本願寺 東本願寺
本山 龍谷山本願寺 真宗本廟
宗派 浄土真宗本願寺派 真宗大谷派
納骨 大谷本廟 大谷祖廟
南無阿弥陀仏 な”も”あみだぶつ な”む”あみだぶつ

歴史的なことから2つに分かれたのですが、
納骨をするにあたってはこのくらいでいいでしょう。

納骨をするにあたり、よく使っているお寺(菩提寺と言います)に連絡をして、
申込用紙のような紙をもらいます。
この紙がないと納骨時に受け付けてくれないので、
ただ納骨に行きたいから、と京都に行っても無駄になってしまいます。
このあたりは済んでいますよね?
まだの方は日にちを決めてお寺さんに連絡しましょう。

西本願寺での納骨と書いていますが、正式には大谷本廟で納骨をします。
ただ、大谷本廟は丘の上で、車で行くにしても駐車場が30台と少ないんです。
一度行くとわかりますが、本当に混んでいますよ。

大谷本廟へのアクセスは西本願寺に車を止めて、無料循環バスを使うといいです。
西本願寺の駐車場は無料です。収容台数は300台ほど。
駐車場の利用時間は5:30~17:30ぐらいです。
循環バスのダイヤなどはこちらでご確認ください。
循環バス:大谷本廟【西大谷】

私が行った時の10月は観光バスのような大きいバス(定員50名)が出ていましたが
12~2月はマイクロバス(定員28名)が出るようです。
あまり深く考えずに、次乗れるバスに乗るといった感じでいいと思いますよ。

バスに乗る際には帰ってくるまで戻れないので、忘れ物のないようにしましょう。
特にお骨が入っている容器、大事に置いておきすぎて忘れないように。
出発したら、だいたい10分ほどで大谷本廟に着きます。

当日の手順や費用は?

納骨の種類

納骨には
Ⅰ.祖壇納骨(そだんのうこつ)
Ⅱ.無量寿堂納骨(むりょうじゅどうのうこつ)
Ⅲ.墓地納骨
というものがあるのですが、おそらくはお寺で納骨に行くと連絡したときに
決められるはずです。故人の生前のお寺との関係で判断されると思います。

Ⅰ祖壇納骨は親鸞聖人のお墓近くに納骨することをいいます。
他の方との合葬になりますので、後でお骨は返却できません。
所定の「祖壇納骨申込書」に所属寺院、故人の法名、俗名、命日などの
必要事項を記入し、本廟会館総合受付に所定の懇志(お金のことです)
永代経扱い5万円以上と納骨の2万円以上を添えて提出します。
水引きなしの白い封筒に、表書きは「御布施」でよいでしょう。

上のような容器を持っていると思います。
これをこのまま納骨することになります。

Ⅱ無量寿堂への納骨はお寺への納骨と考えればよいでしょう。
お寺の総本山が無量寿堂に集結している感じです。
それぞれのお寺さんの納骨堂が6階建ての建物に膨大な数で並んでいます。

西本願寺HP:納骨 無量寿堂納骨より

お寺名義の区画は、その寺院ごとに檀家さんの合意で維持費分担の目的で
金額を決めてあることが多く、寺院ごとに費用も異なります。
お寺さんに聞いた金額を納めることになります。

ウチの場合はお経と納骨込みで5万円でした。
ウチは一般的な家なのでこの金額で収まりましたが、上限は果てしないです・・・

上記の祖壇納骨の時そのままの容器と異なり、R型容器と言われるものが
必要となります。1階の売店で売っていて(600円~)、
分骨するコーナーもあります。

Ⅲの墓地納骨は大谷本廟の裏手側にある大谷墓地に納骨します。

当日の手順は?

話は戻りますが、バスを降りたら下図の赤い矢印のところ、やや上に着きます。

上記納骨のうち、ほとんどの方が祖壇納骨か無量寿堂納骨になると思います。
実は祖壇納骨から追加したものが無量寿堂納骨となります。

①大谷本廟の本廟会館1階で受付をします。
必要書類(納骨届と火葬許可証・お寺の予約票(上記記載))を提出します。
※無量寿堂納骨の場合はここでR型容器に分骨します②本廟会館2階受付へ移動し、案内用紙お骨を渡します。

③呼ばれたら読経所へ移動します。複数グループ合同で行ないます。
ここでお焼香もします。
終わったらお骨を受け取り、出て正面の明著堂に進みます。
※無量寿堂納骨の場合も、ここでいったんお骨を受け取ります(後述します)

④明著堂で僧侶にお骨を渡せば、祖壇納骨は終了です。

⑤無量寿堂納骨はお骨を受け取ったら、読経所を出て右側の無量寿堂に行きます。
受付を終えたら、エレベーターで指定された階へ移動します。

⑥お寺の納骨所で納骨・読経をして終了です。

私は祖壇納骨、無量寿堂納骨どちらも経験しましたが、
祖壇納骨は「へ?これで終わり?」といった感じです。
でも実は祖壇納骨のほうが親鸞聖人のお墓の近くで眠れるという意味で、
位が高かったりするのです。


京都西本願寺で納骨 私の失敗談

何にもわからないまま納骨に行った私ですが、上記の読経所を出た後に
お骨を受け取るというのをすっかり抜けてしまいました。

その為、無量寿堂納骨に着いてから「お骨がない!」という状態に。
説明をちゃんと聞いていればわかったのでしょうけど、
その時には飛び交う言葉(場所の名前)もわからないまま、
なんとなくで聞いてしまっていました。

なので、読経所を出る際にはお骨を受け取ることを覚えておいてください。
祖壇納骨(親鸞聖人のお墓の横)なら正面の明著堂に、
無量寿堂納骨(お寺の納骨所)なら右側の無量寿堂に持って行きます。

どのような順序で進んでいくかをなんとなく把握しておくだけでも、
行動しやすくなると思います。

まとめ

西本願寺、大谷本廟での納骨についてお話してきました。
出発前にわからないことがあればお寺さんに聞くのが一番です。
あなたの家の状態、故人との関係性を考慮した上で妥当な方向にを示してくれます

法事ごとはなかなかとっつきにくい部分もありますが、
今後は自分自身が理解して行わなくてはなりません。
いい社会勉強になりました。

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