せいかつがかり

ひな祭り高齢者施設での出し物 即興レクやゲーム 白塗りやってみる?

3月のレクといえば、ひな祭りですね。
3月3日、ただでさえ2月は短いのに、3月に入ってすぐにやってきます。

高齢者施設で働くみなさん、日々忙しい中、行事やレクの準備、お疲れ様です。
ひな祭り会では、お話とあの歌うたって、さあどうしよう、と悩んでいませんか?
こちらではひな祭りに関する出し物と、
即興でできるレク、少しの準備でできること、
そして、タイトルのとおり白塗り・・・何でしょ?

  

高齢者施設でのひな祭りの出し物

冒頭でも触れましたが、ひな祭り会を行なう際、
ひな祭りや雛人形についてのお話をして、歌をうたうのがひな祭りの大筋ですね。

ひな祭りのお話

ひとくちにお話と言っても、ひな祭りを語るにはいろんなお話がありますね。

雛人形の発祥について:
  女の子の健やかな成長を願って「厄除け」としての守り雛として飾るように
  なったこと。平安時代には「流し雛」という紙で作ったものを流したこと。

飾る日はいつがいいか:
  雨水の日(二十四節気という分類、2017年は2月18日、2018年は2月19日)で、
  この日に飾ると、よい伴侶にめぐり合えるなど、。
  「いい旦那さんにめぐり合えましたか?」と広げることもできますね。

雛人形はどんなものだったか:
  ○○さんの家は7段飾り、とかどんなお顔だったか、
  娘さんにはどんな雛人形を買ってあげたか、など回想法として話せますね。

片付けるのが遅くなると結婚が遅くなると言われている:
  よく聞く話なのでウケがいいと思います。
  未婚の女性スタッフさん(30歳前後?)が自虐ネタとして話したり、
  他の職員さんが名指しでその方のことを話すなど、
  おもしろおかしく話せるでしょう。
  こんな記事も書いています
  雛人形を片付ける時期とは?婚期が遅れるって本当?適したしまい方も

ひな祭りの歌

   
よく歌われているあの歌は「うれしいひなまつり」ですね。
♪~明かりをつけましょぼんぼりに~ です。

普通に歌うのも、もちろんよいですし、身振り手振りをつけて
体操の要素を交えて歌うと、レクっぽくなりますね。

男雛を「お内裏様」、女雛を「お雛様」と呼ぶのは間違いで、
実際は二人とも合わせて「お内裏様」そして「お雛様」なんですよ、
というトリビア的なお話もできます。

高齢者施設でのひな祭り 即興レクやゲーム

ひなあられゲーム

色紙をクシャクシャしたものをひなあられに見立てて、
紙皿などのお皿に向かって投げ入れていきます。
お皿に乗ったものだけが得点になる、というルールです。

色紙1枚ではもったいないので、半分に切ったものを使うといいです。
色はピンク・白・薄緑・黄色あたりですね。
朝のうちに準備できますね。

ひしもちゲーム

ひし形のもちに見立てたもの(段ボールやスポンジなど)を重ねていきます。
長方形でも菱餅と言い張れば菱形にきる必要はありません。
雰囲気重視かつ準備する時間があるのであれば、加工もどうぞ。

高く積みあがっていくと車椅子の方は難しく、歩行可能な方も危ないので、
膝下ぐらいのローテーブルの高さが理想です。

段ボールの大きさは手のひらサイズぐらいが扱いやすいです。
段ボールだとかなりの枚数を作らなければなりません。

スポンジは100円均一に何個かセットで売っていそうなものを
用意する必要があります。
理想の色はピンク・白・緑・ですね。
白はあまり見かけないので黄色とかでもいいです。

ティッシュの箱だとそこそこ安定感があるのでいいのですが、
長期的に収集する必要があるので、ご利用は計画的に。

後半では段ボール・スポンジ・ティッシュ箱など混ぜて使っていくと
盛り上がります。

たたいて・かぶって・ジャンケンポン

事前の準備が必要です。
・お殿様がかぶっている烏帽子に見立てて、
 ギフト用の丸いボックス(100均)と
 針金ハンガー(長細く形を作ります)に黒ストッキングをかぶせたもの
または
・お殿様が待っている「ひしゃく」とお姫様が持っている「扇子」 の形に
 段ボールを切ります。
 雰囲気のためにひしゃくは黒、扇子は適当に色をつけておくといいでしょう。

それで、たたいて・かぶって・ジャンケンポンをします。
針金ハンガーの烏帽子の延びている部分は、ゲームをする前に広げてください。

この手のゲームで危険なのは、利用者さん達が熱中して
アツくなってしまうことです。
楽しいゲームが、ケンカになってしまうのではいけませんね。
あくまで、レクの一案として、ご参考程度にお願いします。

お雛様になろう、白塗りで化粧して記念撮影

多少手間はかかりますが、お化粧して記念撮影です。

まず最初にスタッフさん(できれば男性)がお雛様のように白塗りして
お化粧して登場します。チークや口紅もあるといいですね。
これだけでもウケはいいはずです。
※白塗りの仕方は後述します
着物は白無垢と称してシーツカバーでもいいでしょう。

次に利用者さんを誰か指名して(3月生まれの方とか)お化粧させます。
お化粧と言えば普通は女性ですが、男性でもおもしろいと思います。
お化粧はチークや口紅だけでもいいですが、やっぱりひな祭り、
雛人形に似せて「白塗り」の方向が盛り上がります。

お化粧後はカメラで撮影し、おうちの方にも見てもらうよう
写真にして持ち帰ってもらいます。

白塗りの仕方

●どうらんを使う
本格的なものであれば「三善のグリースペイント」がいいです。
いわゆる「どうらん」です。舞台などでも使われています。
専門のものと言っても1,000円かからないものです。

三善グリースペイント(どうらん・ドーラン) 4(白・ホワイト)

●白い粉を使う
1.下地に使うのは、
  リキッドファンデーションや、明るめのBBクリーム、白色の日焼け止め
  がいいです
2.下地がまだべたついている間に、ベビーパウダーをたたきます。
  ベビーパウダーなら肌が弱い方でも、お肌に優しくできます。

お化粧落としは、メイクも落とせる洗顔シートなどを使うとよいです。
多少手間と費用はかかってしまいますが、どうでしょう?

まとめ

高齢者施設のひな祭りで使える出し物をご紹介しました。
後半は手間がかかってしまうものも載せましたが、いかがでしょうか。

ひな祭りつながりで広げれば、普段行っているレクでも
このようなものの応用ができますね。

利用者さんは、家ではなかなか、(ひい)じいちゃん(ひい)ばあちゃんとして
ひな祭りを祝うことはないと思います。
昔のことを話しながら、思い出してもらいましょう。

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