せいかつがかり

天橋立の廻旋橋とは?動く時間は?ピタゴラスイッチの橋を見てきた

毎年多くの観光客でにぎわう天橋立、長い陸続きの砂州ですよね。日本三景の一つで股のぞきで有名です。

この観光地の近くに一風変わった橋が架かっています。廻旋橋(かいせんきょう)と呼ばれるこの橋はその名のとおり、なんと動くんです。NHKのピタゴラスイッチで紹介されたこともあります。この橋を見るために子供と行って来ました。

  

天橋立の廻旋橋とは

京都府の宮津市文珠にある天橋立と文殊堂のある陸地をつなぐ橋で、天橋立の大橋立と小橋立を結んでいます。


アクセス:京都丹後鉄道天橋立駅から徒歩約5分。宮津天橋立ICから車で約10分。

可動橋のひとつで橋の中央部分が90度回転する廻旋橋といわれます。天橋立は陸続きになっているために船は阿蘇海から宮津湾へ抜ける際、ここを通るしかありません。小さい船なら下をくぐれますが、大きい船だと通れませんよね。そこで橋の中心で回るようにして船が通れるようにしたのです。

大正12年に手動でまわる橋ができましたが、橋の下を通る大型船舶が多くなり、昭和35年5月から現在の電動式となりました。多いときには日に50回ほど廻り、観光客の皆さんの目を楽しませると共に、絶好の写真、ビデオスポットとなっています。
廻旋橋 | 観光スポット – 天橋立観光協会

NHKの子供向け番組、「ピタゴラスイッチ」の「そこで橋は考えた」のコーナーで、この橋が紹介されています。私たちがこの橋を知るきっかけになったのが、ピタゴラスイッチです。

そこで気になったのですが、この船はいったいどこへ行くのか。写真では貨物船が土や砂を入るように見えます。湾奥部にある日本冶金工業関連の貨物船が行き来しているのです。他に大型の遊覧船も通ることがあります。

天橋立の廻旋橋、動く時間は?

廻旋経の動く時間は基本的には大型船が通行する時間ということで不定期です。他に大型の観光船が毎朝9:55頃に通行するのと、観光の目的で日曜日は11:00~15:00の間、1時間に1回(00分)動かしています。

通行は無料で船が近づいてくると、係のおんちゃんが鎖をかけて通行止めにし、橋が90°回転します。その時おんちゃんは橋の上に乗っています。なんだかちょっとうらやましい。そして船が通り抜けると橋は動いて元の位置に戻ってきます。

端のつなぎ目はギリギリで合わさるようになっており、2cmほどの隙間ができる程度で子供が引っかかる心配もましてや落ちる心配もありません。子供がまたいでみました。

実際に通って回転を橋のふもとでみるのもいいですし、少し離れた所から橋の全体像や船が通る様子をみるのもいいですね。けっこう船が行き交いますので、可動する様子はしばらく待っていればみれるでしょう。



私たちは近くに観光センターがあるその中のカフェでお昼ごはんを食べながら、橋と船を何度も見ていました。子供たちは大喜びです。子供でなくとも大人でも橋が動く様子と船が通る風景はどこか情緒があり、見入ってしまいます。

天橋立の楽しみ方は?

もちろん廻旋橋と船だけではありません。天橋立の観光は橋立を通ることと橋立の先にある府中の町の様子、傘松公園へ登った先の股のぞきスポット、帰りは連絡船など楽しみが満載です。

電車で行かれるにしろ、車で行かれるにしろ文殊側(天橋立駅がある側)から廻旋橋を渡って天橋立の松並木を歩いて府中側へ渡りましょう。レンタルの自転車もおすすめです。子供がいたり、体力的に自信がないのであれば船で行くこともできます。

ケーブルカーやリフトで傘松公園へ。ここが「股のぞき」の名所です。文殊側で時間があれば天橋立ビューランドにもよって、後で傘松公園との眺めの違いを楽しむのもいいかもしれません。

傘松公園から降りたら、一の宮から連絡船で文殊に戻れば天橋立一周ルートの出来上がりです。休憩や食事などを含めて5時間くらいのコースになるかと思います。

私たちが言ったときには傘松公園のキャラクターかさぼうがいました。子供たちに大人気でしたよ。

動く橋に行き交う貨物船、大きな連絡船と山を登るケーブルカー。登った先には高い景色と展望台と子供も充分楽しめます。

まとめ

天橋立の廻旋橋についてと天橋立の楽しみ方についてお話してきました。

今回ご紹介した廻旋橋のほかにも、可動橋には色々な種類があるようです。いろいろな橋があって面白いですよ。
可動橋 – Wikipedia

天橋立に行く際には廻旋橋も通ってみてください。動いてないと普通の橋に見えますので、そのギャップ(?)を楽しむのもいいと思います。

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