せいかつがかり

機能も価格もお高い省エネエアコンは最終的に安上がり?買い替えのポイント

これからエアコンの購入を考えている方、
最近の機種って各メーカー多様でどれを買えばいいか、迷ってしまいますね。

私の家も最近、エアコンを購入しました。
最初は7万円ほどのものをと思って電気屋さんに行った結果、
購入したのは18万円の省エネ高機能エアコン!

こちらのページでは、
私がお高いエアコンを購入した理由を電気代の観点から、
そして買い替えに注目すべきポイントをご紹介します。

  

機能も価格もお高い省エネエアコンは最終的に安上がり?

私が使っていたエアコンは新築と同時に
取り付けてもらったエアコンでした。

ある日突然故障して、「コー」という音とともに冷たい風しか出てこない様子。
コンセント抜いたり、応急処理ボタン押したりと試しましたが、
一向に回復せず、数時間つけていても同じ状態が続くだけ。

直してもらうつもりで修理業者さんに聞いたところ、
直すこともできるが、また他のところで不具合が出たり、
それによってさらに修理の金額がかかってしまい、
買い換えしたほうがよいとのこと。

そう、故障したエアコンは9年前に買った2007年製のものでした。

ということで、私は早速電気屋さんに向かい、
エアコンを選ぶことになったのです。
が、種類が多い・・・どれを選んでいいのか、
予算的にはなんとなく7万円、昔のエアコンがそんな値段だった気がしたので。
しかし、7万円ではスタンダードなものに手が届くかどうかの価格、
他のは、こんなにも高いのかと驚愕しました。

いろいろ店員さんと話した結果、
最終的にはパナソニックのCS-286CXRを購入、
気になるお値段はなんと18万円でした!
(エアコン機種の価格は変動します、ブログ執筆時点での価格です)

私がなぜ7万円のエアコンを買いに行ったのに、
18万円もするエアコンを買ったのかをご説明します。

エアコンは大別すると、
スタンダードなものから、
お掃除機能つきの中級クラス、
省エネから空気をきれいにする機能などいろいろ備わった高機能クラス
があります。

ついついお安いスタンダードに目が行ってしまいますが、気をつける点は
エアコンは一度買ったら長く使うものです。

つまりは、維持費、ランニングコストを考える必要があるのです。
長年使用する間の電気代を考慮すると、
価格はお高いけど、省エネ性能が優れているエアコンも決して
お高い買い物にはならないのです。

エアコンの消費電力から電気代を計算する方法

エアコンの消費電力から電気代を計算する簡単な方法は、
カタログに記載されている「期間消費電力」に「電力量料金」をかけるという
方法があります。

電気料金が27円とした場合、
1,000kWh(期間消費電力)×27.00円/kWh(電気料金)=27,000円(1年間の電気代)

ということで、年間の電気代は27,000円ということになります。

ここでいう「期間消費電力」とは
1年間エアコンを使った場合の消費電力の目安となる数値ですが、
JIS規格に基づいており、ちゃんと
夏場の冷房は5月23日~10月4日まで、
冬場の暖房は11月8日~4月16日まで、と
単に「一年間エアコンつけっぱなし」ではないので、ご安心ください。
それだと基準にならないですもんね。
しかし、使用時間が6時~24時の18時間という条件もついています。
実際には使用状況や使用時間によって消費電力や電気代は変ってきますので、
やはりあくまでも目安ということをご注意ください。

省エネ高機能エアコンとスタンダードの比較

仮に私の購入した10畳向けエアコン、パナソニックの
CS-286CXR(高機能モデル)   期間消費電力 746kWh と
同じ2016年度モデルの
CS-F286C (スタンダードモデル)期間消費電力 913kWh を比べると

CS-286CXR(高) 746kWh×27円/kWh=20,142円
CS-F286C (ス) 913kWh×27円/kWh=24,651円 (差額は4,509円)

と、ここで高機能モデルCS-286CXRなどの期間消費電力の表記は、
各種省エネセンサー類を働かせてない場合の値なので、ここを考慮し、
省エネ高機能エアコンのエコナビなどのセンサーを使用すると、
1時間あたり55%節電できるといわれています。

単純計算で45%の消費電力で計算すると、

CS-286CXR(高) 20,142円×45%=9,064円
24,651円        ←節電センサー類なし、変わらず

差額が15,587円になり、10年使用したとして155,870円
10年間に15万円も電気代に差がでることになります。
7万円と18万円、11万円の差が15万円で差が埋まり、
結果的に4万円得した(?)ことになります。

↑少しわかりにくいですね。
本体価格と10年ぶんのランニングコストを足して、

CS-286CXR(高) 18万+9万=27万
CS-F286C (ス) 7万+24万=31万

高機能エアコンのほうが、4万円浮くことになります。

つまり、価格のお高い、省エネ高機能エアコンは長い目で見ると
最終的に安上がりになります。

エアコン買い替えのポイント

ここでもう一つ、買い替えに際に気にするべきポイントがあります。
カタログ表示のところの「低温暖房能力」というものです。

低温暖房能力は、ほとんどのメーカーが
外気温2℃の時の表示をしているのですが、
外が寒い気温の時の暖房能力の高さを示しています。
数値が大きいほど暖房能力が高く、
寒い地域に適しているエアコンと言えます。

先ほどの例でいうと
CS-286CXR(高) 5.6kW
CS-F286C (ス) 3.5kW

私が店員さんに聞いた話によると、基準は5.2kW以上あれば、
パワフルな暖房能力があると考えればよいそうです。

高機能モデルは付随してこの低温暖房能力も高い数値になっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
初期投資は大きいものの、お高いエアコンはそれなりのいい所があります。
購入の際には、本体と維持費を合わせた金額で計算するとよいでしょう。

ここでは、部屋が何畳という話はしませんでしたが、
もちろんお部屋にあった大きさのものを選んでくださいね。

高い買い物になると思います。
迷った時には店員さんに聞くとよいでしょう。

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