外が寒くなり、乾燥も気になる季節になってきました。
毎年この時期に気になるのが、インフルエンザですね。
近くの地域では小学校が学級閉鎖になったって言う話しも聞くし・・・
なんか、少しぼぉ~っとするし、熱出てる気がする。
もしかしてインフルエンザかなぁ、それとも普通の風邪?
念のため病院行こうかな、でも病院行ってさらに悪化したらどうしよう?
こんな感じで悩んでいませんか?
こちらでは、病院行くかどうか悩んでいる、
そんなひき始め、かかり始めの方に
インフルエンザと風邪の違い、
病院へ行くべきかとその時期について、ご紹介します。
まずはインフルエンザと風邪の症状の特徴を確認
インフルエンザと風邪の症状の特徴について確認しておきましょう。
似ている部分もあるので混同しやすいですが、
インフルエンザには、わかりやすい特徴があります。
インフルエンザ
頭痛や関節痛、悪寒、倦怠感といった全身症状や38度以上の高熱、
特徴的なのは、これらの症状が急に発症するのが特徴です。
一般成人では高熱3~4日続きます。
高齢者の場合は、10日以上、熱が続くことがあります。
乳幼児などは、3~4日目に一度熱が下がっても、
半日後ぐらいにまた熱が上がることが多いです。
原因となるウイルスはインフルエンザウイルスで、
潜伏期間は2日前後が最も多く、1週間以内には体調に異変が現れます。
合併症(肺炎や脳症など)を引き起こす可能性が高くなるのもやっかいな点です。
一般的な風邪
風邪は咳や痰、鼻水などの症状から発症することが多いです。
のどの痛み、鼻水・鼻づまりやくしゃみなどの症状があります。
38度程度の発熱が起こることもありますが、
インフルエンザほど高熱になることは、まれです。
原因となるウイルスはライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなど
さまざまな種類のウイルスが原因になります。
似ている点
鼻水、のどの痛み、咳、発熱といった症状は風邪と似ていますが、
突然の発症、38℃以上の高熱や悪寒、全身の関節が痛むなど症状が全身に
出ることも大きく違う点です。
インフルエンザでも咳や鼻水などの症状から始まることがありますが、
これは風邪とインフルエンザの合併症からくるもので、すぐ後から高熱、
つらい関節痛などの症状が続きます。
インフルエンザと風邪の初期症状についてチェック
症状としていているインフルエンザと風邪でも
初期症状はけっこう違ったものになっています。
ひき始め・かかり始めの方には、自分はどちらの方か、
こちらのほうがわかりやすいと思います。
●インフルエンザの初期症状
・急に38度以上を超える高熱が出ます。
・悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛、だるさなどが全身に一気に現れます。
●風邪の初期症状
くしゃみ、鼻水、喉の痛みなど、局部的な症状が緩やかに進行していきます。
インフルエンザは、風邪と違い、急激に症状が現れるのが特徴です。
初期症状と言われていても、高熱や激しい全身症状が顕著に現れます。
その年に流行するインフルエンザウイルスの種類によって、
呼吸器系や消化器系など異なる場所に症状が出ることもあります。
インフルエンザの検査はタイミングが重要です
というのは、
「インフルエンザかな?」と思って病院で検査したものの陰性。
安心して過ごしていたら、その後症状が悪化したということがあります。
これはインフルエンザは発症後、12~24時間以上経過しないと
正しい結果が計測しにくいためです。
それではどのようなタイミングで検査すればよいのでしょう?
インフルエンザ発症後12~24時間以上経過してからが頃合いです。
しかし、抗インフルエンザ薬が有効なのはインフルエンザの症状が出てから
48時間以内と言われていますので、発症後2日以上経ってから検査しても、
抗インフルエンザ薬の効果が低下してしまいます。
遅すぎても早すぎてもタイミングを逸してしまうことになります。
そのためにもインフルエンザと風邪の症状の見分け方が重要となってきます。
急な高熱が長時間続くいたり、悪寒や全身に関節痛の症状が出ている、
周辺でインフルエンザが流行しているといった環境がある場合は、
インフルエンザにかかっている可能性が高くなります。
このような場合は、48時間以内に検査を受けましょう。
インフルエンザかもという時は、
マスクなどをして(拡散防止のためと病院での予防のため)
病院で検査と治療を受けましょう。
インフルエンザのマスクの効果については、こちらもご参考にどうぞ
インフルエンザにマスクは効果ない?感染予防に使われる意味とは?
まとめ
いかがだったでしょうか?
初期症状の見極めが大切ですね。
急な38℃以上の高熱や
悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛といった初期症状が見られた場合、
発症後12~48時間のあいだに病院受診をおすすめします。
これからインフルエンザの流行する季節、
できるだけかかりたくはないですが、
悩むような症状現れたときには、参考になればと思います。