高齢者施設で働くみなさん、日々の業務おつかれさまです。5月というとこどもの日ですが、こいのぼりや兜といった作り物の他に、行事としてのレクで何かできることはないかとお探しではないですか?
こちらでは、子供の日や端午の節句にちなんだレクリエーションを体を動かすものから割と軽い簡単なレク、その他行事として使える提案をご紹介します。
こどもの日や端午の節句のレクリエーション
由来や回想法を交えたお話をしよう
5月5日はこどもの日、月の初めなのでわりと早くやってきます。おそらく4月中にこいのぼりなどの作り物をしている施設が多いでしょうね。
さて、こどもの日、というより端午の節句を行事として行う場合、こいのぼりや鎧兜などの5月人形、さらにはちまきや柏餅、といったワードが出てきますよね。
行事のさわりの部分でお話しすることもあるかと思います。例えば「なぜ端午の節句というのか」など、こちらは私が以前書いた記事ですが、親目線で書いていますが、高齢者に説明するときには参考になるかと思います。よろしかったらご参考にどうぞ。
こどもの日を子供に説明 端午の節句とは?なぜ五月人形やこいのぼり飾るの?
ちまきと柏餅の違いは?食べる意味って?幼児が食べる時のポイント
(※別ウィンドウで開きます)
また、端午の節句に合わせて菖蒲湯を行う所もあるでしょうね。「今日の菖蒲湯はどうでしたか?菖蒲湯の由来は~」というように話を広げていったり、お家ではどうしているのか、子供の頃にはしていたのかなど聞いたりすることができますね。
・端午の節句とは
・なぜこいのぼり
・なぜ五月人形
・ちまきと柏餅の違い・意味
・なぜ菖蒲湯
など、一度に話さなくてもちょいちょいと小出ししたり、エピソードを挟みながら進行していくことができます。
チャンバラごっこ
兜を新聞して作ったものを用意してチャンバラごっこをします。
用意するものは安全性を考慮して風船アート用の風船かパーティグッズにありそうなバルーン型の剣と紙風船を用意します。
兜の作り方はよろしいでしょうか。こちらに作り方を載せておきますね。
かぶと(兜)の折り方 :ショウワグリム株式会社
勝ち負けの判定は、本来はきれいに「面」の入ったほうが勝ちなどとしたいところですが、わかりやすく「紙風船をつぶしたほうが勝ち」というほうがいいでしょうね。兜の上に紙風船をつけて競い合います。
職員として注意すべきは「ヒートアップ注意」です。良識な範囲で盛り上がれて、なおかつスッキリできるのであればそれが理想ですが、利用者さんによってはそうもいかないときも予測できますよね。
利用者さんに不安要素を感じるのであれば、やらないことも一案としてご紹介させていただきます。
かしわもちゲ-ム
施設には運動会用に玉入れで使う紅白の玉はあるでしょうか。その白い玉を柏餅の餅に見立てます。
緑の色紙を床に並べ、白い餅が緑の折り紙に乗ったら点数がもらえる、というものです。
点数はきれいに真ん中なら10点、紙の枠内なら3点、外れは0といった感じでよいでしょう。
遠くには金色の折り紙を置き、一発逆転の点数をつけるというのもいいと思います。アレンジをきかせていろいろな楽しみ方ができるのではないでしょうか。
こいのぼり釣りゲ-ム
磁石とクリップを使った魚釣りゲームの要領です。それをアレンジして魚をこいのぼりにします。吹き流しやそれぞれの鯉を点数をつけて行えば、違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。
だるまさんが転んだ
そのまんま、だるまさんが転んだです。大人になってからしたことがないでしょうし、「昔はよくこんなことして遊んだね~」というように回想法も取り入れることができます。
最初に「鬼」を決めるときには「ずいずいずっころばし」で鬼を決めるなど、昔なつかしの遊びをどんどん引き出していくものいいですね。
車椅子の方でも参加できますし、もしかしたらパラリンピック正式採用になるかもしれないですよ。(嘘です)
※ずいずいずっころばし
鬼決めの歌の1つで、輪をつくり、みんな手を軽く握って小さな穴をつくります。各自が出したこぶしの穴を、ひとりが歌に合わせて順番につついていき、歌の終わりにつつかれた人が「鬼」になります。
端午の節句の高齢者施設のレク 簡単にできるものは?
上記の「だるまさんが転んだ」同様に昔ながらのなつかしの遊びを取り入れていくのはどうでしょう。童心にかえり楽しく遊んだり、昔を思い返すことで利用者さんの楽しみになることでしょう。
紙風船
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要領は風船バレーと同じですが、あまり飛ばないことと、力加減が難しいので少人数のグループを組んでやっていくほうがいいでしょう。
あの紙独特のパリパリ感も利用者の心を和ませると思います。
紙飛行機
紙飛行機を作って遠くへ飛ばそう大会です。作り方を忘れてしまった方から、この折り方だと遠くまで飛ばせるんだ、などわいわいしながら楽しむことができます。
職員さん自身も作ってみたり、予習していくのもよしです。遠くに飛んで歓声が上がったり、ポトンと落ちて笑いが生まれるなど楽しく過ごせることでしょう。
お手玉
女性利用者中心になってしまうかもしれませんが、お手玉をします。なかには認知症はあるけど、すごいテクニックをもっている利用者さんがいるかもしれませんね。
やり方を習ったり、教えることで自尊心が生まれたりなどさまざまな効果を期待できます。
針仕事が得意な利用者さんがいれば、作るところから始めるというのもいいでしょうね。
その他、ベーゴマ、おはじきやあやとりなど、昔懐かしの遊びを用意するのもいいと思います。
その他行事として行えるレク
利用者とともにお菓子作りはどうでしょう?ちまきや柏餅作りとなると、葉っぱも用意しなくてはならないし、大変かと思います。
なので、地域や施設の周辺情況によりますが、よもぎの葉っぱをみんなで採って、とれたてよもぎでよもぎ団子!というのはどうでしょう。
暖かくなってきますし、周辺の散歩をするにはよい時期になってきますね。少人数のグループで出かけて、○○さんたちが採ってきたよもぎで今からよもぎ団子を作りましょう、という展開にします。
下準備は多少必要かと思いますが、みんなで作ったものをおやつの時間に合わせて食べれるといいですね。
まとめ
5月のこどもの日に焦点を当てて、端午の節句にちなんだレクリエーションのお話をしてきました。子供のときに遊んだ懐かしい遊びを取り入れるといろいろな幅がうまれてくるので、行事に限らず日々のレクに取り入れることもできますね。
いろいろな工夫をして、利用者さんに心から楽しんでもらえるレクを作れるといいですね。
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