高齢者施設で働いている方や、なにかのイベントで行くことになった方、
日々のレクリエーションもさることながら、催し事の多いこの時期、
例えば新年会の出し物をどうするか、悩んでいませんか?
ここでは、高齢者向けの出し物を、年末年始のイベントと絡めて
どういったものが使えそうか、また練習なしですぐできるものなど
ご紹介します。
高齢者施設で新年会に使える好評な出し物
レクリエーションなど普段していることとは、また違った内容で
企画するにあたり、新年の初笑い会として、行う行事になると思います。
季節感も出しつつとなると、少し頭をひねるかも知れませんが、
わりと新年会での出し物はお正月イメージが付けやすいですね。
高齢者から好評な出し物は
男性職員の女装
男性職員の女装は高齢者には非常にウケが良いようです。
職場のスタッフさんの年齢幅によりますが、
中年以上のより年配に近いの方が女装して登場。
誰が女装しているか、正体がわかったときには大爆笑というわけです。
時代劇の寸劇
お正月にちなんだ、ショートストーリーを織り交ぜて簡単な脚本で
やってみたらどうでしょう?
貧しい中、健気に暮らしてきたお家の餅が盗まれた。
どうやら町の悪代官が徴収したようだ。
悪者(代官一味)を懲らしめるときのチャンバラ。
「この印籠が~」
「はは~」(土下座)
で、めでたしめでたし。
というようなものです。
ここに、先ほどの女装を「健気に生き抜いている町娘」にさせるというのも
ありだと思います。
方言かるた
ただのかるたではなく、方言や少し変わった言葉で、
昔はお正月の定番だったかるたをします。
方言はその土地によるなじみの言葉が高齢者を笑顔にさせますし、
実際やっていくと、「この言葉どういう意味でしょう?」と、
他の楽しみとしても提供することができます。
方言の多くない土地でしたら、現代語(?)での代用ができます。
例えば「す」なら「スマホ」、「た」なら「タブレット」などです。
多少手間のかかる準備が要りますが、完成したら、
普段のレクリエーションでも充分に活用できます。
高齢者施設で新年会に使える即興でできるもの
上記、それなりに事前に用意や作成しておく必要があるものを
紹介しましたが、あまり時間がなかったり、準備に費やすほどの
余裕がない場合はこちらはどうでしょう?
二人羽織
着る「羽織」はベッドのシーツで代用できますでしょうか?
二人羽織の鉄板は熱いそばを食べる、らしいのですが、
お化粧をいうのもウケが良いようです。
職員同士の二人羽織でも良いですし、そこに女性職員を入れたり、
二組目か三組目には利用者さんに前の人をやってもらうというのも
楽しそうですね。
お化粧でやるのでしたら、出来上がったお顔を写真に撮って、
お家の方にも見てもらうということもできます。
皿回し
実際に皿回しの練習をしてできるようになるのも、芸の幅が広がって
けっこうなのですが、簡単にできるようにする方法があります。
用意するものは大き目の紙皿とややしなる竹ひご等の棒とテープです。
紙皿の下に棒を固定して(真ん中よりやや端に寄せるほうがリアルです)
あとは、よいよいと動かしたり、利用者さんの近くに行ってわざと
落としそうになったり、という演出ができます。
高齢者施設で新年会の出し物のポイント
これまでご紹介してきたものは職員さん主体で楽しませるものを用意しました。
施設によっては外部から琴の先生に来てもらったり、
幼稚園や保育園の慰問というカタチで呼んだりするところもあると思います。
もちろん、すでに決まっている場合などは何も申しませんが、
せっかくの年始めの新年会、これからも一年よろしくお願いしますといった
気持ちもこめて職員さん主体で行うのがよろしいかと思います。
利用者さんも、外部から誰かを呼んで何かをやってもらうより、
いつも身近にいる職員さんが、派手に何かをみせてくれた方が、
親近感もありますし、必ずと言っていいほど喜ばれるようです。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
取り入れたい出し物は見つかりましたでしょうか?
年の初めの初笑い、利用者さんが素敵な笑顔になるといいですね。
また、ここで紹介したものは取り入れ方や演出次第で忘年会や
ほかのレクリエーションにも使えるますので、工夫次第で
利用者さんを楽しませてあげてください。