せいかつがかり

節分の豆まき高齢者施設でどうやる?即興レクと他の楽しみ方

高齢者施設で働くみなさん、
レクや行事での節分の豆まきって悩みますよね?

そのまま大豆を投げるってのは、後での処理に困りますし、
施設の床って・・・ねぇ。汗)
もちろん誤嚥は防ぎたいし、何かいい方法ないだろうかと。

こちらのページでは、
高齢者の施設でのレクレーションを対象に
「節分の豆まき」にちなんだレクレーションと
節分行事の、豆まき以外での楽しみ方についてご紹介します。

  

節分の豆まき高齢者施設ではどうしてる?

施設での節分の行事で、実際豆まきするっていうところはあるのでしょうか?
実際ほとんどないでしょうね・・・。

誤嚥のリスクのある大豆、
つかみにくい、
投げて散らばる、
毎日掃除してあるとはいえ、施設の床、

この時期胃腸炎やインフルエンザも警戒しなければいけないときに
拾って食べることは、まずないですね。
拾わないにしてもやっぱり大豆は高齢者、
さらに嚥下能力の低い認知症のある方にはリスクは高いです。

よくあるのは、「ピンクや白のお花紙などを小さく丸めたものを投げる」
というもの。
実際のところ、鬼の役になる職員さんの鬼の変装や
スタッフさんの盛り上げ次第でどうにかなるものです。

いろんな危険を考慮した上で仕方のないことなのですが、
なんだか張り合いに欠ける、少し寂しいですよね。

でも施設や通所での行事やレクリエーションとしては、
2月に節分をやらないわけにもいきませんよね。
そこでどんなやり方で、豆まきレクをできるかご紹介します。

簡単な準備さえしておけば、即興でできる豆まきレク

まず節分レクの時には、季節を感じてもらうためにも
節分のお話をしますよね。

こちらは子供に説明する用にまとめた記事ですが、よろしければ参考にどうぞ。
節分に豆まきをする理由とは?子供に説明できるかな?正しいやり方も

あと、回想法として、「○○さんは小さい頃豆まきしましたか?」
などとお話しするのもいいですね。

そこからレクリエーションにもっていきましょう。
レクの際には鬼が必要ですね。
こちらのサイト、手作り鬼のお面
にはいろいろな鬼のお面がダウンロードでき、印刷してそのまま使えます。
お面にしたり、的にしたりしましょう。

オーソドックス!職員が鬼

まず、従来のように職員が鬼になります。
赤鬼と青鬼がいいでしょう。
お面は上記ダウンロードしたものでも手作りでもペイントでもよいです。
職員が鬼になるときのコツは変装でウケること。
単に赤い服を着るより全身タイツのようなピッチリしたものを、
中年太りの方が着るほうがインパクト大です。

背負えるような「かご」はあるでしょうか?
あと、玉入れで使う紅白の玉。
赤チーム・白(青)チームに分かれて得点を競います。
かごを紐などで背負って逃げ回ります。
あまり本気で逃げると、利用者さんは玉を入れれないので手を抜きつつ。
わざと職員さんめがけて玉を投げてくる利用者さんが出てくるので、
ここから盛り上がりますね。

ボウリング

こちらのボウリングは鬼の顔さえ印刷しておけば、即興でできます。
ペットボトルに鬼の顔をつけてボウリングの要領で並べます。
ほんの少し、砂か水を入れたほうが扱いやすいです。
利用者さんそれぞれに投げてもらい得点を競います。

縦に長~く並べて、遠いところを高得点に設定するのも、盛り上がれますね。

鬼の的当て

段ボールを側転から見たらL字で立てれるようにして的を作ります。
ただのL字だと、折れて倒れてしまうので、少し補強します。
ここで注意ですが、倒れやすい方向に並べるのを意識して、
鬼のお面を貼ってくださいね。

玉入れに使う玉やお手玉で倒した数、もしくは得点を競います。

ここで、さらに盛り上げポイントなのですが、
お手玉など片手で3個ほどもてそうな玉なら、一気に3個投げると言うふうに
レク後半に差し掛かったらやり方を変えてもう一度、ということもできます。
掛け声はもちろん「鬼は~外」ですよね。
ペットボトルや的の並べ方や配置を変えてみたりすると、
難易度も上がっておもしろくなります。

節分行事の、豆まき以外での楽しみ方

豆まきになんだアクティブ系以外での節分行事・レクの楽しみ方もあります。
節分行事で先ほどの豆まき系をしたとして、他の曜日や後日にもどうぞ。

豆つまみ競争

ご存知、豆つまみ競争です。
経験上、滑り止め加工が成された箸のほうが、
利用者さんに幅広く楽しんでもらえます。

箸を扱えない利用者さんには、トングがおすすめです。
こんなものが100円均一に売っていますよ。
(画像は100円のものではありません、後日アップします)

恵方巻き作り

みんなで作ろう!系です。巻きすや下準備が整っていれば、
高齢者が作る世界一長い恵方巻きを作ることも夢ではありません。

と、大きい話をしましたが、みんなでわいわい作り、
一緒に食べるだけでもおいしいものですね。

恵方巻きですが、ちゃんとひとりずつ安全に食べれるように切ってくださいね。

番外編!甘納豆を食べよう

年の数+1個食べると、今年健康でいられると言われる炒り豆を食べること。
高齢者に対して、炒り豆はなかなかリスクが高いので、
甘納豆をおやつの時間などに入れることはできるでしょうか?

栄養士さんや厨房の方と相談してくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
高齢者での節分行事、豆まきと他のレクについてもお話してきました。

季節を感じ、様々なレクや行事を行なっていく際、
誤嚥の問題など、なかなか簡単にできないこともあります。

いろいろ工夫は必要ですが、喜んでもらえる利用者の笑顔のために
取り組んできましょう。

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