せいかつがかり

笹の入手方法は?生け花から学ぶ長持ちさせる方法 笹を育てる?

七夕では笹に短冊や七夕飾りをつけますよね。お子さんのいるおうちでは短冊に願い事を書いたり、七夕飾りを作ったり楽しいイベントですよね。

七夕を楽しむためには笹が必要ですが、笹ってどこで手に入れるんでしょう?また、笹ってとても枯れやすくて保存が難しいんです。生け花に使われる方法を参考に長持ちさせる方法をご紹介します。

  

七夕で使う笹の入手方法は?

実家や知り合いのおうちで笹や竹が手には入るのであれば、頼むことができますね。しかし、そうもいかない方がこちらを見ているんですよね。ドライブしているときやどこかで笹や竹が生えているのを見かけることがあるかもしれませんが、土地の持ち主がわかりませんよね。群生しているからといって、許可なく入ろうとすると不法侵入になってしまうので、やめておきましょう。それでは、安全な笹の入手方法をみていきましょう。

ホームセンターや花屋さんなどで買う

七夕の時期になると、ホームセンターや花屋さんなどで売り始めます。近所のスーパーで見つかることもあります。

ただ、笹は枯れやすく、普通の花のように根元を水につけておいてもすぐに葉っぱが丸くなり、次第に枯れてきます。お店でもそのような状態で買うお客さんはいないと考え、入荷しないお店もあります。また、入荷したとしても少量しか入れないお店もあるので、すぐに売切れてしまうこともあります。

まずは、近くのホームセンターなどで事前に聞いてみるといいでしょう。

予約した本数しか入荷しないお店もありますし、当日行けばなんとかなる、と思わずに事前に予約しておいたほうが無難です。
予約の際に大きさの指定もできるかもしれませんね。

価格は地域によって差はあるでしょうけど、2~3mほどの大きいものでも500円程度で購入できます。子供用の小さなものなら200円程度です。
笹自体は成長の早い植物なので、供給面では入荷はしやすいため安価で販売されます。問題は保管の面で心配なので手に入りにくいというイメージがあるのです。

楽天などのネット販売で買う

ネットでの購入が可能なお店もあります。花などに比べて少ないですが、楽天などで購入できるところもあるようです。

こちらは鉢植えの中にいれて送ってくるタイプです。やはり水揚げに関するの保管方法が難しいのでしょうね。

実際、当日葉っぱがどのような状態で送られて来るかが心配ではありますが、七夕が近くなるとこのような商品も増えてくるでしょう。

おもちゃのようなビニール笹でなく、最近はこのようなリアルな質感を出した笹もあります。こちらの商品は材質はポリエステル。葉が枯れないという面では安心ですね。毎年繰り返して使えるという利点もあります。

ただ価格がけっこうするので、その点はご注意ください。上のものは小ぶりで980円(掲載当時)ですが、大きいものだと5,000円近くします。

お子さんが小さい間、いつまで使うかも考えたうえで初期投資は大きいけど、いつか元が返ってくるという考え方もあります。ご利用は計画的に。

おすそわけという方法も

不確実ですが、七夕の当日、もしくは前日あたりに近くの農園や保育園、公民館などの施設で多めに揃えたものの使わないものや、枝を切りそろえて余った小ぶりの笹などが置いてあるところもあります。

私の子供が通っている保育園では、毎年小さめの笹を「ご自由にお持ち帰りください」のカタチでバケツに入れてあります。地域の方に聞いてみるのもいいでしょうね。

枯れやすい笹を生け花から学ぶ長持ちさせる方法

前述したように笹は切った後からすぐに葉っぱが丸くなってきて枯れやすいです。それだけ水を多く必要とするんです。

できることなら七夕当日に切って使うのがいいのですが、そうもいかないおうちがほとんどでしょう。こちらでは生け花から学ぶ笹を長持ちさせる方法をご紹介します。

細い笹・竹

通常、七夕では細い笹を使うことが多いですよね。生け花の業界では「水揚げ」と言って花などを長く楽しむための保管方法のことを言います。

細い笹などの水揚げ方法は、根元を2~3分「酢」に浸します。水に混ぜるという方法もあるようですが、原液のまま2~3分つけて、その後は通常の水で良いようです。

しっかりと葉っぱが開いたまま七夕の夜を迎えることができるでしょう。

太い竹

あまり七夕で使うことはないでしょうが、太い竹は、下から水を吸わせるのではなく、一番下の節を残して鉄棒などで抜いていき、上から塩を一つまみ入れたお湯を注ぎこみます。竹自体をコップにしてしますんですね。お湯を入れることで中に水分が浸透しやすくなります。

失敗することもあるようで、一晩様子をみて葉がちゃんと開いていれば成功、失敗のときは丸まって枯れてしまっています。

笹を育てる?

これまで笹の入手方法や保管の仕方についてお話してきました。手に入っても枯れやすく、いい状態で置いておくのも大変といった印象があります。

そこで家で笹を育ててみてはどうだろう?とお考えの方もいらっしゃると思います。家に笹があったら必要なときに使えますよね。

しかし結論から言うと、一般家庭で笹を植えて育てるのは危険です。

笹は生育が早く、丈夫なことから1年中(3~5月と9~10月が最適)植え付けることができますが、根が張りやすく、時には駆除の対象となるほど地下茎をよく伸ばして広がります。いったん伸びた根を取り除くにはもの凄く作業が大変で、専門の業者が必要とも言われます。

手間暇かけれる方であれば、鉢で育てるところから始めるといいでしょう。乾燥に弱いぶん適切な水やりをしなければなりませんし、新しい笹の剪定もしなければなりません。

なかなか難しそうですが、鉢植えでの七夕飾りや短冊をつけるのは買ってきた笹より楽しめるかもしれません。

が、植え付けには充分注意が必要なことを理解しておいてくださいね。おすすめはしません。

まとめ

七夕の笹の入手方法や保管方法についてお話してきました。笹を自宅で育てるには注意が必要です。

短冊にお願い事をあれこれ悩むのもいいですが、七夕の楽しみは飾りつけですよね。いい笹が手に入るといいですね。

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