せいかつがかり

生活に関する色々な情報をお届けします

暮らし

ガソリン給油の静電気除去シート触らないと引火の元に 仕組みと事故動画

2017/01/14

最近はほとんどがセルフのガソリンスタンドになり、
フルサービスのスタンドは少なくなったものです。

みなさんはガソリンの給油前に静電気除去シートに触れていますか?
「ここに触れて下さい」と書いてある10cm角ほどの黒いシートです。
給油前にあのシートに触れていないと、
大きな事故に繋がりかねない事をご存知でしょうか?

このページではガソリン給油の際に静電気除去シートをなぜ触るべきなのか、
触らないとどんな危険があるのかのついてご紹介していきます。

  

ガソリン給油の静電気除去シートとはどういうものか その仕組み

まず、静電気についてですが、簡単に説明しますと、
体と衣類や衣類同士、車の場合で言うと、
座席と衣類の摩擦などによって発生した電気がたまったものです。
冬場は特に乾燥によって静電気が発生しやすいと言われています。

セルフのガソリンスタンドでは自分で給油しますよね。
給油しようと車から降りる際にも、座席との摩擦で静電気が発生しています。
帯電した状態、静電気を持っている状態で給油にのぞむわけですね。

静電気のあの痛い、いや~な「パチッ」は時には数千ボルトの電圧があり、
ガスコンロを付けるときの「カチチチチ」と同じ働きをします。

ガソリンは灯油に比べると引火点が低く(-30~40℃)、静電気に反応しやすいです。
ガソリンの可燃性蒸気(モヤモヤとしているモノ)に
静電気の火花が加わると、着火源になるわけです。

そんな事故を防ぐためにあの静電気除去シートを触る必要があるのです。
静電気除去シートは確実に静電気をなくすための装備で、
触っても「パチッ」ときません。
ただのゴムではなく、伝導性のある特殊な素材のようで、
静電気を「ゆっくり逃がす」ことができるのです。
静電気除去シートによって流れ出た静電気は、金属面に流れ出ます。
そして、放電されるか、またはアース線が張ってある地上に放電されるのです。

静電気を通しすぎ(バチッとくる) :
  金属、鉛筆の芯

静電気を通す(ゆっくりと逃がせる、バチッとこない):
  木、紙、コンクリート、レンガ、タイヤ
  乾燥していると通しにくくなります

静電気を通さない(バチッとはこないが、逃がせない):
  プラスチック、ガラス、ゴム

ちなみにですが、一般のガソリンスタンドでは、よく水を地面にまいています。
あれはもちろん静電気を防ぐためで、お掃除の意味ではありません。
また、ガソリンスタンドの従業員は静電気帯電防止タイプのユニホームや靴を
着用して、静電気による引火を防止しています。

それだけ静電気に対して対策をするべきであり、
素人のお客さんが給油する際には、
静電気に対する意識付けをしなければいけません。

除去シートを設置することにより、
静電気を逃がす事の重要性と必要性をアピールするためにも役立ち、
危険物取り扱い者(ガソリンスタント側)の業務の一つとして
「顧客に対して静電気除去をするように指導する」というものがあります。

静電気除去シートの触り方 いつ電気が抜けている?

静電気に対して気を張っている方は、
給油する際に何度もシートを触る方もいます。

車降りてすぐ、タッチ
タッチパネルで操作して、タッチ
キャップ開けて、タッチ
ノズル握る前に、タッチ
給油中は反対の手でタッチしたまま
ノズル戻して、タッチ
キャップ閉めて、タッチ

シートに触る回数は、多いに越したことはないですが、
静電気除去に必要な触り方は、どれくらいでいいのでしょうか?

危険なのは大量に溜まった静電気の電荷が移動するときに発生する電流です。
静電気対策は
 1.静電気を発生させない
 2.静電気を溜めない
 3.静電気を移動させない
に分類されます

1については静電気の発生は車から降りる際の、
座席と衣類の摩擦ですので、防ぎようのないことです。
2と3を静電気除去シートでは実施していることになります。

危険なのは、
・給油キャップを外す時と
・給油ノズルを給油口に入れる時 です。
さらにそのうち引火の危険度が高いのは、
◎「ノズルを給油口に入れる時」ですね。

また、ガソリンの種類を選んだり、支払いを選ぶタッチパネル操作でも
静電気が抜けているといえます。

これらを踏まえて、ガソリンを給油する流れから順にいくと、

・給油する人が帯電して車から降りてきます。

・タッチパネル操作で帯電している静電気が抜けます。

・(静電気除去シートを触って静電気を除去します。)

・給油口を開ける際、車体に触れます。そこでまた静電気は抜けます。

キャップを空け、ノズルを挿しこむ前に静電気除去シートに触れます。

・給油完了、ノズルを元に戻します。

という順で触れていけば、静電気の除去はできているといえるでしょう。

給油後、車に戻ったら、手をウエットティッシュで拭くと完璧です。

静電気除去シートを触らないとどうなる?事故動画を紹介

静電気除去シートの重要さを説明していますが、
では触らないと、最悪どのようなことが起きるのでしょう。

海外のケースですが、わかりやすい動画があるのでご紹介します。

かなり落ち着きのない方の例ですね、
ポイントはおわかりでしょうか?

そうです!座席の乗り降りですね!
ノズルを給油口に挿した時にはなんともなかったようなのですが、
その後座席に座って帯電させて戻ってきました。

実際、給油者自身がこのように
いったん場を離れることはないと思いますが、
同乗者が、お手伝いのつもりで交代という場で頻発しているようです。

給油者はパネルを操作したり、キャップをあける際に
除電できているのですが、
何もせず降りてきた同乗者がそのままいきなり
給油ノズルに触れるのが危険です。

お子さんが興味本位で「やってみたい~」など言うときもあるので、
充分にご注意下さい。

今は安全面の対策がしっかりなされているでしょうから、
アニメや映画のように引火してガソリンスタンド自体が爆発!
なんてことはないと思いますが、ゼロではないです。
充分ご注意を。

最後に話は少しずれるのですが、
最近、暑いから・寒いからという理由で
車内のエアコンを付けておきたいがために
エンジンを切らずに給油するという方がいるようです。

この場合、静電気ではなくてエンジンの点火用高圧火花で引火します
さらにエンジンの回転で酸素と水素が発生し、非常に危険な状態になります。

いずれもガソリンスタンドを使うマナーですよね。
このような決めごとはそれ相当の理由があるものです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
静電気除去シートの重要性についてお伝えしてきました。

個人によって静電気が付きやすいって方いますよね。
体質は仕方ないので、対策を充分に行なっていれば安全です。

車に乗っていて、ガソリンスタンドを使わない人はいないでしょう。
静電気について今一度見直し、事故を防ぐためにも
必ず静電気除去シートに触れてくださいね。

-暮らし
-,