冬(12~2月)のイベント

節分に豆まきをする理由とは?子供に説明できるかな?正しいやり方も

2017/01/24

鬼は外~、福は内~。
子供は大はしゃぎして豆まきしますよね。

どうして豆まきするの?って思ったことないですか?
豆で鬼(邪気)を払うとか、なんとなくわかるものの、
お子さんに聞かれたらどうします?

こちらでは節分に豆まきをする理由と
お子さんにわかりやすく説明できるように、
あと、本来の正しい豆まきのやり方をご紹介します。

  

節分てなに?何で豆まきするの?おいしいの?あ、おいし~。

節分てなに?

節分には豆まきをするもの、
と私達大人は何の疑問もなくすっと入ってきますが、
子供からしたら「節分てなに~?」ですよね。
まずは節文の由来からご紹介します。

節分とは、季節の変わり目の「立春、立夏、立秋、立冬の前日」
のことをいい、年に4回ありました。
室町時代のあたりから、そのうち立春は、
春を迎える新しい年の始まりだったため、重要視されていました。

ここから立春の前日=節分だけが残り、
現在では当たり前のように使われるようになりました。

今でいうと
節分=大晦日
立春=元旦
という感じです。

そして、昔は季節の変わり目には邪気が入りやすいと言われていて、
新年を気持ちよく迎えるために、悪いモノ(鬼)を追い出すという行事が
定着していったというわけです。

何で豆まきするの?

豆まきに使われるのは大豆ですよね。
大豆は五穀のひとつで穀物の霊が宿るといわれており、
米に次いで神事に用いられてきました。

また、語呂合わせで
豆を
魔の目  (魔目=まめ)にぶつけて
魔を滅する(魔滅=まめ)ということに通じます。

さらに、昔、京都にある鞍馬山から鬼が出てきて、
大豆を鬼の目に投げつけて退治したという話もあります。

そういった理由で悪いモノ(鬼)を追い出すには「豆」となりました。

そして、豆まきの大豆は必ず炒った大豆を使いましょう。
まいた豆から芽がでるのは縁起がよくないとされるからです。
また、語呂合わせで
炒る=射る
「魔目」を「射る」ことで「魔滅」となります。

さらにさらになのですが、
現代社会ではこちらのほうが需要(?)です。
外にまいた豆に芽が出ると言うことは、
もやしになる、ということです。

正式には枝豆になるのですが、育ってしまって困るのであれば、
やはり炒り豆を使いましょう。

スーパーなどで節分用の豆は炒り豆で売られていますね。
炒った豆は「福豆」と呼ばれます。

数え年の数だけ豆を食べることについてですが、
1年の厄除けを願い、自分の年齢よりも1つ多く豆を食べます。
新しい年の厄払いなので、これからの1年分を1つ多く食べる、
というのが、願掛けになります。

子供にわかりやすく説明には?情報量多すぎません?

節分や豆まきをする理由、おわかりになりましたでしょうか?
あまり詳しく説明してもわからないでしょうし、
お子さんの年齢に合わせた説明でよいでしょう。
子供が飽きてしまいますしね。

おさえておきたいポイントは
・(今日は)鬼が悪いコトをしようと家に来る日
・これから1年悪いことが起きないように豆まきで追い払う
・豆は鬼を追い払う力があるから逃げていくね
・病気にかからないように年の数ともう1個豆を食べよう

このあたりを説明しつつ、
お子さんが追い討ち質問を繰り返してきたら
やさしく答えてあげましょう。

何でも知ってるお父さん・お母さんは、
「やっぱりお父さん(お母さん)はすごいな~」
と子供の憧れの的です。

豆まきの本来の正しいやり方ってあるの?

これだけ、豆・魔目・魔滅。
射り魔目で魔滅と言われているぐらいなので、
本来の正しいやり方というのもあります。
正しいというか、典型パターンです。ご参考にどうぞ。

豆まきの正式ルール 

1、福豆(炒り豆)を升に入れて、豆まきする夜まで神棚に供えておきます。
  ※神棚がない場合は、目線より高いタンスなどの上に、
  白い紙にのせてお供えします。

2、鬼は夜にやってくるので豆まきは夜しましょう。
  家族全員揃ってからがよいです。

3、豆をまくのは、家の主人か年男とされています。
  が、イベント要素があるのでやはり子供は主役にしたいですね。
  
4、鬼は外!、福は内!と豆をまきます。
  玄関や窓を開けて「鬼は外」。
  鬼が戻らないよう、すぐに窓を閉めます。
  「福は内」と部屋の中にまきます。
  奥の部屋から順番に追い出すようにして、玄関までまきます。

5、数え年の数の豆を食べます。
  年の数+1ですね。
  病気にならず健康でいられると言われています。
  が、子供はもっと欲しがるでしょう。
  良く噛むんで飲み込み防止に注意してください。
  豆を食べることで、鬼退治が完了したことになるようです。

途中ちょこちょこと書きましたが、
あくまで典型的なやり方というだけで、
お子さんからしたらルール無用で楽しめば
いいのではないでしょうか。

そういえば、上記、鬼の役がいませんね。
家の主人=お父さんが豆まきしてる場合ではありません。
選択肢はただ一つ、鬼ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
子供に節分のことを聞かれた時の説明と
本来の豆まきのやり方についてお伝えしてきました。

とはいえ、この現代社会。
頭で理解するより、体で楽しめればいいじゃないですか!
みなさんのご家族なりの豆まきで、
泣きと笑いと元気で、鬼を吹き飛ばしてやりましょう!

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