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ノロウイルスの消毒どこまでする?ハイター液の作り方や対策法

2016/12/30

ノロウイルスは激しい下痢や嘔吐を繰り返すやっかいな病気です。
また、感染力が非常に強く、直接または間接的にウイルスが移ったり、
嘔吐物を正しく処理しないことで起こりえる二次感染の恐れがあります。

家庭でまだ感染していない家族をどうやって感染から守るか、
考えてしまいますね。
こちらのページでは、ノロウイルスに対しての消毒はどこまでするか、
そのためのハイター液の作り方から、
他に気をつけるべき予防対策法をご紹介します。

  

ノロウイルスの消毒について知っておきたい感染経路のこと

ノロウイルスはヒトの手指や食品などを介して感染し、
激しい下痢や嘔吐、腹痛などの症状を引き起こす感染性胃腸炎のウイルスです。

冒頭でも言いましたが、ノロウイルスは非常に感染力が強く、
嘔吐物の拭き取りを適正な方法で行わないと、
拭き残した嘔吐物が乾燥して、ウイルスが空気中を舞いあがり、
それを吸い込んだ家族が感染してしまう、
といった二次感染の恐れがあります。

上記についてはこちらもご参照ください
ノロウイルスの嘔吐物処理のしかた 衣類や布団の消毒法を紹介

また、感染者の手指に付着しているノロウイルスがドアノブに移り、
帰宅したお母さんがドアを開けて、ウイルスが手につき、
その手で料理をして家族みんながノロウイルスにかかる。
といった接触感染の感染経路も軽視できません。

保育園や小学校などで集団感染が起こり、学級閉鎖になった
と言う話は耳にしたことがありますね。
ドアノブの例のような接触感染が原因です。
他のウイルスもそうですが、ノロウイルスは
目に見えないからこその怖さがあります。

どこかでもらったウイルスを知らず知らずのうちに
口に触れていたり、食事の際にいっしょに口へ運ぶ
といったことが接触感染では大いにあります。

家族がノロウイルスにかかってしまった場合、
イジワルな言い方をしますが、あなたは感染者の予備軍です。
もしかしたら、すでにドアノブはウイルスがついているかもしれません。

では、消毒するにはどのような対策をしていけばいいのでしょう。

ノロウイルスの消毒に使うハイター液の作り方

ノロウイルスを殺菌するには、85℃以上の熱湯に1分間以上つけるか、
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を使用するしか方法はありません。

次亜塩素酸ナトリウムは、家庭用で市販されている
塩素系漂白剤に含まれており、衣類用のハイターがよく使用されます。
ここで注意点なのですが、ハイターには酸素系のものもあり、
よくラベルを見て必ず「塩素系漂白剤」と書かれたものを使用しましょう。

消毒液はこのハイターを水で薄めて使用するのですが、
目的によって濃度は異なります。

今回のようなドアノブやトイレの便座などの消毒をする場合は250倍に
嘔吐物を拭き取ったり、直接かかったものの消毒をする場合は 50倍に
薄めたものを作ります。

今回は250倍に薄めます。

■用意するもの

・500mlのペットボトル
・塩素系漂白剤(ハイター)
・じょうご
  (100円均一で買えます・プラスチック製のもので金属製は不向き)
・スプレー
  (100円均一で買えます・頭だけのものだとそのまま使えて便利です)
  (なかったら通常のスプレーボトルに移し替えて使ってください)
・ゴム、ビニール手袋
  (必ず使用して下さい)

■作り方

・ペットボトルに、少し水を入れ、じょうごでこぼさないように
 ハイターを約2ml入れます。

・2mlの目安は、ペットボトルのキャップに半分以下(1杯5mlです)
 キャップは水で洗い流しておくといいです。

・水をいっぱいになるように入れて、キャップをしっかり閉め、
 よく振って完成です。

今回はドアノブや便座を消毒する場合の消毒液を作りました。
(500ml: 2ml)
直接嘔吐物に使用する場合の消毒液は
(500ml:10ml)
となります。

■消毒方法

作った消毒液をスプレーしていくのですが、
塩素製漂白剤は金属を痛めやすく、
かけてそのままでは錆びてしまいます。
消毒後は必ず拭き取るようにしましょう。

・換気をよくして、手袋、マスクを着用します。
 手袋は、使い捨てのビニール手袋が便利です。

・ドアノブやトイレの便座など、ノロウイルスの菌が
 付着していると思われるところにスプレーし、
 浸すように拭きます。

・10分後、水で湿らした(軽く絞った)タオルなどで拭きます。

 
注意点ですが、薄めた消毒液は時間が経つにつれて効果がなくなります。
だいたい1週間ほどで効果がなくなると思ってください。
使うときに必要な量だけ作り、作り置きはしないでおきましょう。

ノロウイルスの消毒どこまでする?対策法を使い分けよう

これまで、接触感染の予防のために、
消毒液の作り方と使用方法を紹介してきました。

では、どこまで消毒したらよいでしょうか?
ドアノブやトイレだけというわけではありませんね。

答えは「手で触れるもの全て」となりますが、
いきなり「全て」と言われてもパッとしないと思います。
大まかな分類をしながら紹介していきますね。

●リビングなど暮らしに関することで触っているもの
  (ドアノブ、スイッチ類、家具、テーブル、イス)

●トイレや洗面など水回り関係
  (トイレ、便座、洗面台、水栓、浴槽)
   前述したとおり、金属部分は錆びやすくなるので、
   消毒後、充分に水拭きで拭き取りましょう。

●食事に関するもの
  (食器、調理器、調理台)
   包丁などは錆びる恐れもあるし、消毒液にこだわらず、
   熱湯消毒(85℃以上で1分間)するのも一案です。
   口にするものなので、消毒後拭くだけでなく、水洗いもしくは
   気になるのでしたら、中性洗剤で洗い流しましょう。

●その他のもの
  (日用品、子供のおもちゃ)
   子供のおもちゃも子供が口に入れたりすることを
   考えると、スプレーで湿らせておいた後、
   水で洗い流すのがよいでしょう。
   物によっては熱湯消毒もよいです。

その他、生活するうえで触ったり持ったりする物、部分に対しては
手間はかかりますが、できるだけやっておいたほうがよいといえます。

消毒というとアルコールやエタノールがあげられますが、
これらは一般の菌に対して有効な除菌であって、
ノロウイルスの場合は効果は期待できません。

手洗いは手指についているノロウイルスを減らす
最も有効な方法です。
帰宅時や料理前、食事前やトイレ後などに、
流水と石鹸による手洗いを行いましょう。

ちなみに嘔吐物が手指についた場合、
消毒液での洗浄は手を激しく傷める恐れがあります。
必ず流水と石鹸による手洗いを行いましょう。

まとめ

以上、ノロウイルスの消毒についてお話してきました。
下痢や嘔吐だけでも大変なノロウイルス。
嘔吐物処理や消毒と、本当に過酷な病気です。

ウイルスは目に見えないので、
どこに危険が潜んでいるかわかりません。
ノロウイルスは強力なウイルスですし、
それに対抗する消毒液も体には強い刺激があります。
必ずビニール手袋とマスクをするようにしましょう。

そして、できるだけの安全安心な対策を心がけ感染を防ぎたいものですね。

今回は消毒のお話でした。
下は嘔吐物処理のお話です。
ノロウイルスの嘔吐物処理のしかた 衣類や布団の消毒法を紹介

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